世の中には色々な人がいます。
他人に合わせることで上手く世渡りしようとする人もいれば、
逆に自分自身に正直に自由に生きていけている人もいます。
前者の人が後者の人を見ると、
「自由だなあ」
などと感じるかもしれません。
では、後者の人が最初からそのような振る舞いをしていたのか?と言われるとそうではない場合が多いです。
これは、
豊かになったからこそ本音が隠し切れなくなってしまった
という場合があるのですね。
例えば、
「お金持ちは性格が悪い」
などといった言説が定期的に流行ることがあるのですが、
これは、お金というものがその人の性格を捻じ曲げてしまったのではなく、
お金があるからこそその人の本性が現れた
という場合のことが多いです。
豊かであるがゆえに、他人にわざわざ合わせるインセンティブを失っているため、その人の本音が自然と出てきているわけです。
このようなことがあるため、
豊かにならないと、そもそも自分の本音がわからない、ということも十分にあり得ます。
そして、豊かになってしまったからこそ、自分の本性が思ったよりも綺麗なモノではなかったことに気付かされる、という人もいるかもしれません。
また、
「人間性を磨かなければいけない」
といったそれっぽい言説も定期的に流行っているのを見かけますが、
これは、そもそも、豊かにならないと何をどう磨いた方がいいのかがわからない、そもそもわざわざ磨くべきものなのかもよくわからない、ということでもあります。
人間性
とか
性格の良さ
といった一見して世間受けの良い、感じが良さそうなものに対して、
「それは身に着けた方が良いかもしれない」
などとついつい考えがちですが、
まずは、自分自身が豊かになることを優先してからこれについて考えても遅くはないかもしれません。