2021年6月に入ってから、食生活において野菜を積極的に取り入れるようになりました。
大体1ヶ月近く経った現在では、朝からサラダを食べるのが当たり前になっています。
もちろん、一食ダイエットみたいに、サラダばかり食べているわけではありません。
もともと、私はタンパク質に依った食生活をこれまで意識してきたので、タンパク質にプラスして野菜が増えてきたというイメージです。
更に言えば、飲み物に関しても、半年前~一年前からミネラルウォーターを飲むことを心がけており、いわゆるジュースなどの清涼飲料水はなるべく口にしないようにしています。
したがって、これまでの食生活の変遷としては、
①炭水化物中心の生活、ジュース中心の生活、偶にお酒も飲む
↓
②白米を玄米に置き換え、卵、肉、魚などのタンパク質を取り始める、ジュースをミネラルウォーターにする、お酒を飲まなくなる
↓
③玄米すら食べなくなる、さらにタンパク質の割合が増える、ミネラルウォーターを大量に飲むようになる
↓
④タンパク質の摂取は引き続き意識しつつ、豆腐バーなどを食べるようになる、その上で、野菜も積極的に取り入れるようになる
という①から④の変遷があったりします。
おそらくですが、いきなり①から④の生活に変えることは難しいと思います。見れば分かりますが、全く違った食生活になっているため、まるで全く違う人の食事の光景のようになっています。
これは行っている行動そのものが全く違う、すなわち、習慣が全く違うわけです。
そして、人間というのは変化を本能的に拒否する性質があるので、①から④までの大幅な習慣の変更というのはいきなりやろうとしてもなかなか耐えられないのだと思います。
そのため、私としては、「ほんの少しずつの努力による小さな変化」を意識してきました。
その結果がこれなのです。これが健康にとってより良い食生活なのか、と言われると、それについて自信を持って回答できるわけではありませんが、自分の美意識に基づいた食生活へのシフトが可能になったという意味で個人的には満足しています。
ところで、気になるのは、①から④に変化するにあたって食費などのコストがどのぐらい変わったのか、という点ではないでしょうか?
よく言われるとおり、タンパク質や野菜というのは炭水化物に比べると値段が高くなりがちです。
お金が無い状態の人というのはどうしても値段が安くて手っ取り早く空腹を満たせる食品ばかりに手を出しがちでその結果炭水化物が増えがちなところがあります。
かくいう私も、炭水化物が好きだから炭水化物を食べていたというよりは、食費をなるべく減らすためという意識の方が今振り返ると、強かったと思います。
更に言えば、もともと私は典型的な自炊派でまとめ買いをしつつ、効率的にキッチンを使用し、料理を行う事で食べ物を確保していました。理由はその方が安くなる方法があったからです。
それが今となっては、コンビニにおいても適切な食べ物だけを選んで購入するようになりました。
お菓子や炭水化物の誘惑と戦うため、元々コンビニにもそもそも入らないように心がけていましたが、最近は、自分自身がコンビニにおいてある炭水化物の誘惑にほとんど動じなくなってきたことがわかってきたので、コンビニでサラダ等を購入することも増えてきました。
もちろん、コンビニに行っても、自分がその時食べたいと思った物以外は買いません。
その結果どうなったかというと、①の時は時間というコストをかけてお金を節約していた一方、④の時はお金というコストを多少上げてでも時間と健康という資産を取りにいくようになったといえます。
実際は、④になって野菜の分の値段が上がっても、食欲に対する欲求そのものが前よりも落ち着いてきたので、思いの外金銭の支出も増えていません。
したがって、①から④に変遷するに従って、単に食生活が変わったと言うだけではなく、私の中で時間と健康をお金に換えるフェーズ→お金を時間と健康に換えるフェーズに変わってきた、という現象も同時に起こっているのです。
何気なく、フェーズが変わってきたと書きましたが、これは極めて重要な意味があると私は考えています。
そもそも、何故フェーズが変わったのか、変えることが(私の気持ちの上で)できるようになったのか、という辺りが重要です。
というのも、私の最近のブログをよく読んでいる人は把握していると思いますが、実は直近の引っ越しによって、家賃が激減しています。
もともとの家賃も(都心にしては)高いとは言いがたいところがあったのですが、今回はそこから通勤時間を全く増やすことなく(計算してみましたが、むしろ若干通勤時間も減っています)、家賃を激減させています。
その上で、重要なことは引っ越し前の家賃+以前の食生活の組み合わせと、引っ越し後の家賃+今の食生活の組み合わせとで、比べると、合計した金銭的支出は実はほぼ変わらない、という点です。
さらにいえば、引っ越し前の家賃+以前の食生活の組み合わせの段階で、資産形成の程度として、ある程度経済的独立の基準は満たしており、そこから敢えて金銭的支出を抑えに行く動機が全くなくなってしまったというのも大きいです。
このように、もともと①経済的独立の基準をある程度満たしていた、②そこから家賃という基礎生活費の重い固定費がさらに削られた、③よって追加での金銭的支出も理論上可能になった、という伏線があったからこそ、私の食生活がここまで大きく変わるための私自身の心理的ハードルが完全に消えました。
これによって、経済的独立の基準を維持しつつ、時間と健康をお金に換えるフェーズ→お金を時間と健康に換えるフェーズに変わったという大きな変化を伴って、食生活が変わったという現象に繋がっているわけです。
どうやら、私はどこまでもリスク管理を重視し、冒険ができない性格のようです。
どうしても、基礎生活費においては、経済的独立の基準を満たすことを意識しているようです。
何故なら、それが安全策だからです。
このように、焦って成果を追い求めていない、焦って成果を求めなければいけない状況にそもそもしないように意識している、という点が私の最大の強みだと考えています。
確かに、経済的独立の基準を満たせない額の基礎生活費の支出を心理的に許すことができないという点は、支出をするべき時に支出をする気になれないということになりがち、という意味でともすれば弱点にもなり得る点でもあります。
しかし、この間、思ったのは、やはり生きていくために決定的に重要なのはお金そのものではないという点です。
飽くまでお金は時間や健康などのお金よりもより価値の高い物を手っ取り早く勝ち取り行くための手段に過ぎず、自己投資なども含め、その為には支出はいとわないという意識は私の中に備わってきているため、大きな問題は無いと考えています。
むしろ、ここ2年間で醸成された私の金銭感覚は、メリハリのある支出を可能にしているため、この辺りも私自身を信頼できる根拠になっています。
何気なく書きましたが、一番重要なことは、自分自身を信頼できるようになったということだと思います。
適切な行動を重ねることで信頼を得ることができるようになるというと、他人からの評価という文脈でとらえられがちですが、一番大事なのはまずは自分自身からの信頼を得られるようになることだと思っています。
自分自身からの確かな信頼、「私だったら大丈夫だろう」という感覚を得ることができれば、自己効力感が高まり、さらに新しいことにも挑戦しやすくなると思います。