「なんだか、最近人生が上手くいっていない気がする」
とか
「前は物凄くうまくいっていたはずなのに、最近そうでもないな……一体どうすれば?」
といったことを考えることは誰しもあると思います。
多くの場合は、
外部環境が変化してしまったのに、それに対して適切な行動がとれていない
ということがあるでしょう。
たとえ、優秀な人であっても、周りの環境変化に対応する力がないと過去に上手くいっていた時があったとしても段々ジリ貧になっていくことがあります。
「昔は上手くいっていたはずなのに、自分の力が通用しなくなった」
という状況に人は強いストレスを感じやすいものです。
そのようなときは、
「なんで?」
とか
「どうして?どうして?」
などとついつい焦ってしまうかもしれません。
特に周りの目がある人は、大いに気になってしまうことでしょう。
「あいつ最近上手くいっていないっぽいな」
という目線に耐えられないのでしょう。
焦る気持ちはとてもよくわかります。
「では、どうすればよいのか?」
ということですが、
その時に大事な視点は、
「今まで放置していた悪習慣はないだろうか?」
ということ。
上手くいっているときというのは、基本的に悪習慣というものが存在していても私たちは無視しがちです。
イケイケ状態の人であっても、
「それはちょっとどうかと思う……」
という行動をしている人をたまに見かけますが、
「まあ、でもあの人は成功しているし、上手くいっているし」
という感じで目をつぶることはないでしょうか?
同じようなことは本人の中でも起こっている可能性があります。
例えば、
「タバコを吸うことは最近は社会的に攻める動きがあるみたいだけど、俺は今仕事とかで上手くいってるし、周りの人たちもそれで許してくれる。だって俺はすごいから。」
という感じで、そこまで良くない行動をしている自覚はあるのにもかかわらず、それを本人が無視していたりします。
このような状態のときは、他の何らかの行動が環境に適合しているため、それゆえに、結果を出せており、
「まあいいか。別に困ってないし」
となるのですね。
でも、
悪習慣はバケツに開いた大穴のようなもの。そこから少しずつ水が漏れてしまうのです。
今までは漏れてしまう水以上にバケツに投入される水の方が多かったから
「なんか、水が漏れている気もするけど、大したことないだろう」
「まあいいか」
「てか、何か問題でも??別に気にしなくてもよくない?」
と感じるのですが、
水がバケツに対して入ってこなくなってくると、どんどん水はバケツから漏れ出すばかりです。
このまま放置すると、悪習慣の力でどんどんバケツの中から水が無くなってしまうのですね。
なんとかして水を新たにバケツを投入する努力も確かに重要ですが、多くの場合結果が出るまでに時間がかかります。
だから、まずは、
「どこかから水は漏れていないだろうか?」
と点検するような気持ちで、
「今まで放置していた悪習慣はないだろうか?」
と考えるべきなのです。
ここから考えて対策を打てるようになると同じような失敗を繰り返しにくくなることでしょう。