人が集まると、
団体
や
組織
といったものが徐々に形成されるようになります。
それに伴って、
組織のカラー
とか
団体のカラー
といったものも自ずと出てくるものです。
これによって、
○○といえば××というイメージ
といったものも形成されていくのですね。
しかし、このような団体や組織のカラーというのは不変ではありません。
具体的には、
学生のサークルの構成員が入れ替わるように、団体や組織の人員構成というのは少しずつ変わっていくものなのです。
また、会社などの企業の場合は、そのステージによっても雰囲気が変わっていきます。
「A社といえば○○」
というイメージが3年前にあったかと思えば、
久々に様子を見てみると、
「あれ……?」
となることもあるのです。
実際に、このような組織や団体をいくつかみたことがあります。
また、これは労働環境などもそうですね。
一昔前は、
「B社はパワハラばかりする上司がいて面倒。ブラック企業だ。」
という噂が立っていたかと思えば、
「最近はそのような話は聞かない」
「普通に給料が高い」
「別に悪い職場とは思わない」
ということもあったりします。
よくよく話を聞くと、
「最近、業績が好調すぎて機嫌が悪い人がいなくなった」
ということであったりするのですね。
このように、
同じ○○という組織や団体であっても、
いつの間にかその内実が変わっていることがあります。
これは逆に、
今まで自分にとって良好な環境であっても、今後どうなるのかはわからない
ということをも意味するでしょう。
「最近、業績が好調すぎて機嫌が悪い人がいなくなった」
という組織があったとしても、
何らかの理由で業績が急激に下がると、中にいる人の機嫌が悪くなり、急激にブラック企業化することも珍しくありません。
大事なのは、常に環境は変化する、同じ状況の場所はなかなか存在しない、という意識を持ち続けることになるでしょう。