『ミニマリスト式超節約術月10万円でも楽しく暮らす』を読んで

書評
この記事は約6分で読めます。

今回はタイトルの「なにおれ」さんのkindle本を読みました。

著者の「なにおれ」さんは下記の通り、Twitterにおいても発信されています。

また、この書籍内でも言及があるとおり、「なにおれ」さんはブログにおいても節約術において発信されている方です↓

なにおれ | 少ないものとお金で楽しく暮らす
30歳ミニマリストが運営する「きっと何者にもなれない俺たちのライフスタイル」を発信するブログ。

私もかねてから参考にさせていただく機会が多かったです。

この度、kindle書籍化がされた!

というわけで早速購入させていただくことになりました↓

早速読むことにしました。

まず、私は紙媒体で最近は本を読むことが多かったせいか、左側→右側にページをめくるのに慣れてしまっており、この本のように右側にページをめくる形式のkindle本を手にしたのは久々でした。

そのため、しばらく親指を左側→右側にフリックさせながら

「おかしいな、何故ページがめくれないのだろう・・・・・・笑」

などと無意味な格闘をしていました。

いつもと形式が異なることに、気づくのに時間がかかってしまっていました笑

そんなわけで、ようやく肝心の中身をレビューします。

まず、タイトルにもあるとおり、

「やっぱり月10万円ぐらいで楽しく暮らしたいよね」

という気持ちは私にもあります。

一般的に一人暮らしで、特に都心などに住んでしまっている場合、かなり金額がかかってしまいます。

総務省の政府統計から、「大都市の」単身世帯のデータ(2020年時点)を見てみると消費にかかる費用の平均は以下の通りのようです。

データセット情報家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表

家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3 都市階級・地方別 単身世帯・勤労者世帯 年次 2020年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
家計調査は、統計理論に基づき選定された全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査しています。  家計調査の結果は、我が国の景気動向の把握、生活保護基準の検討などの基礎資料として利用のほか、地方公共団体、民間の会社などでも利用されています。  二人以上の世帯の結果は、主に、地域・世帯属性ごとに...
費目金額
消費支出合計160,912
食料40,982
住居25,529
光熱・水道10,873
家具・家事用品5,419
被服及び履物5,795
保健医療7,127
交通3,409
通信7,390
教養娯楽17,425
諸雑費14,647
使途不明金61
交際費13,844
仕送り金2515

このデータは持ち家と賃貸の人たちが混ざっているので読み方に気をつける必要があります。

おおよそ持ち家と賃貸で半々のデータのようですから、住居費の欄を見ていただければ分かるとおりあまり参考にならない点もあります。

逆に、食費の欄を見ていただくと「大都市」らしさのようなものは見えてくると思います。

コンビニなどですべてを揃えると、食費だけで4万円が飛んでいく可能性は高いでしょう。

手取りがぐんぐん伸びていく時代ならばともかく、そのような雰囲気を感じない中で、如何に生活を整えていくのか、というのは単純に生存確率を高めるという意味でも重要でしょう。

そして、そのためにも重要になってくるのが、本書でも紹介されているように、無理なく継続できる形の節約術を自分の中で確立することであり、

単に方法論(HOW)ばかりを探してみるだけではなく、

自分の価値観、哲学を、内省した上で、

「何故、自分にとってこの物を購入する必要があるのだろうか?」

というWHYの部分を考察することの重要性に触れられています。

そもそも、WHY、すなわち自分なりの哲学、価値観について考えることって必要なの?と思うかもしれませんが、

私の見解としては極めて重要なことであると考えています。

というのも、HOW、すなわち行動(doing)を起こす場合に何もそれに対する意味合い、意義、すなわちWHYが伴っていない場合には、その行動というのはなかなか続けることはできません。

何故かというと、人間は習慣の生き物であり、新しい習慣をインストールするためには時間がかかってしまうからです。

そして、人間の本能は変化を好まない物であることから、一度節約術を表面的に取り入れたとしても、本能が

「これは違うよ!私らしくない!」

と言い始め、拒絶されてしまうのです。

こうして、三日坊主になってしまい、

「また、続けられなかった」

となりやすいわけです。

しかし、そのHOWを取り入れる理由としてのWHYがある程度練り上げられている場合、平たく言えば、

「この新しい行動(doing)は、まだ慣れてはいないが、しかし、続ける理由はある」

という状態になるため、本能に拒絶されやすいという状況の中でもその行動を続けやすくなります。

そして、自分の中で新しく取り入れた行動が習慣としてインストールされてしまうその時まで継続を保つことが可能になり、その行動が新たな習慣になるのです。

このように、新たな習慣としてインストールが完了するまでに時間がかかるというハードルを乗り越えるためにも、

そのHOWを取り入れるにあたって、自分の中でそれに対するWHYがそもそもあるのかどうか、

ということをチェックすることが重要になると思われます。

自分の中ではWHYの部分は確立しているよ!

という人はこの点は心配ありません。

WHYが確立している人はHOWばかりが書かれた節約本などをチェックすることによって自分にとって有益な情報を取捨選択することができるでしょう。

しかし、WHYが確立していない人はHOWばかりが書かれた節約本などをチェックしても、どれを自分が取り入れるべきか判別しにくいので、成果を出しにくくなります。

では、WHYが確立していない人はどうすればいいのでしょうか?

その場合は、まずは自分で考える、ということになりますね。

では、自分で考えるだけで足りるのでしょうか?

私のオススメとしては、他の人が抱いているWHYの部分を情報収集して、それを参考にすることです。

したがって、この本のように、節約するにあたってのマインドの話を書いている本などから自分に取り入れられるマインドの部分がないかチェックすることがオススメです。

そして、この著者の主張するマインドはおそらく独身男性向けなところもあります。

しかし、「こういう考え方、マインドもあるのか」という新しい発見がある人も多いと思いますので、そういう意味でも一通り目を通してみることをオススメします。

節約を節約と感じなくなるように、行動が習慣化されていくと生きていくのも楽になっていくことでしょう。

気になった人は読んでみてください↓

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美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
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INTJ型女性による皆既日食への歩み
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