ついに、家賃の個人負担額を月1万円にしました。
具体的には、借り上げ社宅を導入できるようになりました。
家賃の負担額を限界まで減らしたいという目標は2021年の目標の一つとして掲げていましたが、
少なくとも個人負担額については、ついに実現したということになります。
正直な感想をいうと、すごくすがすがしい気分です。
というのも、都心に住むという決断をすると、通常の広さのワンルームマンションであっても月8万円近くかかることが多く、
私のマネーフォワードの家計簿欄を見ると、住宅費が他の支出に比べて異様に高く、
「どうして、こんなに家賃が高いのか」
「この部分はどうにかならないのか」
などとため息をつく毎日が働き始めてからここ2年間ぐらいずっと続いていました。
一時期は、家賃だけで支出の8割近くを占めていることもあったため、
家賃だけが高すぎてもはや家計簿の意味が無いのではないか、
とげんなりすることもありました。
このブログを読んできている方は如何に私が家賃に関する愚痴を垂れ流し続けているかが分かると思います。
家賃が高いところに住んでいる人は、住宅のためだけにお金が飛んで行きかねない人生を送ることになります。
それは住宅ローンを組む形で持ち家を取得する場合にも同様のことが言えます。
しかも、住宅ローンの返済金額は突然減らすことが基本的にできないという点が危険です。
不動産価格が上昇しているときならばまだ売却すればすぐに残債弁済できるようになりますが、
市況が悪くなって、しかも、給料も大してもらえなくなった場合には、いっきに悪い方向へ進んでしまいます。
ローンが返済できずに、任意売却コースとなって、夢のマイホームを失う羽目になるのです。
しかも、嫌らしいことに、市況が悪くなったときというのは給料も悪くなることも多いです。
このようなリスクを気にする人は賃貸派になるでしょうね。
なぜならば、スイッチングコストはかかるものの、賃貸物件の場合はより安い賃料の所に移動することが可能であるため、最悪ダウンサイジングをすることができるためです。
都心の高い家賃を払いつつ、稼いでお金を貯めて地方の土地が安いところに移動する計画を立てる人が続出するぐらい、
人生の三大支出に住宅が出てくるぐらい、
やはり、生きていく上で住宅費を軽視することはできないため、日々の改善・刷新を意識することは重要になるだろうと改めて感じます。
そして、家賃の負担が月1万円になったことで、基礎生活費の合計額もかなり少なくなりそうです。
一応、2021年6月頃から、新しい試みとして、野菜中心の食生活にするためにコンビニに行くなどの方法により食費を上げることを全くいとわないように試行錯誤していたので、今では家賃以外の基礎生活費が若干上がっています。
しかし、実は楽天でんきや楽天ガスとさよならして、より安価で少量使用に向いたプランに変更したり、冷蔵庫のコンセントをしばらくの期間抜くという地味な工夫により光熱費を初めとした他の費用は少し減っています。
水道代を入れても光熱費は合計で毎月5000円程度です。
(夏や冬は冷暖房が必要なのでここからもう少し増えます)
また、通信費も現在は0円です。
したがって、食費の部分に費やす費用がおよそ3万円から5万円ほどの間まで一気に上がっているものの、その分自炊の時間をカットしているので、自分の時間は増えています。
このように、食費にお金をかけた分、自分の時間をお金で買い取っていくという意図で現在は試行錯誤しています。
もしかしたら、もっとコスパの良い方法などがあるかもしれないので、それも合わせてこれから検討する予定ですが、それでも、食費を含めた基礎生活費の合計額は、月7万円ほどになるのではないかという見込みです。
自分の時間をしっかりと確保しつつ、基礎生活費を落とすことができそうです。
理想を言えば、食費についてもここからかなり減らすことができたらかなり生きていくのが楽になりそうですね。
今のところ、あまり良い方法は思い浮かんでいませんが、良いアイデアがあったらいけるんじゃないかなと考えています。
「できることならば、月3万円ぐらいに基礎生活費を抑えることができたらいいのに」
などと考えています。
とはいえ、ここまで読んだ人は
「そもそも、なんでこの人こんなに生活費を減らしたがっているの?」
と感じたかもしれません。
私の場合
①自分にとって必要なもの以外購買したくない
という気持ちと
②自分の生活を貨幣市場に依存したくない
という気持ちがあります。
①はよくあるミニマリスト的な考え方として、
②については、貨幣市場において、売買契約を主にすることが想定されているわけですが、貨幣市場を使用するためには必然的にプレイヤーが貨幣を所持する必要があります。
しかし、その貨幣というのは原則として寝ていたら空から降ってくるものではなく、自分から貨幣市場を通じて集めに行く必要があります。
この際、自営業者ならば自分の労力を注ぎ込んだ商品を貨幣市場のうち財市場に出して売ることになります。
労働者の場合は、自分で商品を用意できないわけですから、労働力商品として自分の時間を労働市場に売り出します。
財市場も労働市場も貨幣を対価として支払うことで一方のプレイヤーが商品を手に入れることになるので、これらも貨幣市場と言えそうです。
このような構造があるため、何も対策をしない限り、貨幣市場を通じて商品を手に入れたいという動機が完全に無くならない限り、貨幣市場から貨幣をかき集めるために何らかの商品を私たちは生産して顧客に対して提供する必要があるのです。
そして、この貨幣を集めるための作業として労働時間を商品生産のために費やす必要があるわけです。
すなわち、資本家として他人の時間を労働時間として活用するという方法をとらない限り、自分の時間を貨幣市場に存在する商品を手に入れたいという欲求のために消費する必要に迫られます。
基礎生活費が高いということは、単に生命を維持するためだけにこの貨幣市場に対する依存度が高いということであり、依存度が高ければ高いほど、自分の時間を削る必要性に迫られる可能性も高くなるのです。
したがって、考え方によっては、節約をすることによって、貨幣市場への依存度を下げることは自分の時間を間接的に削られなくても済むということです。
しかし、ここでのポイントは、
「節約するために自分の時間を使う必要がある方法を選ぶと、貨幣市場への依存度をせっかく下げても自分の時間はさほど増えない、むしろ減る可能性もある」ということです。
よく、100円のために他のスーパーに遠出する買い物の仕方はよくないという話が節約方法に出てくることがありますが、
それはやはり、時間が大切だからということでもあります。
したがって、自分の時間を増やしながら基礎生活費をなるべく下げて貨幣市場への依存度を根本的に下げる方法というのを私は考えています。
そのため、この方針に沿うようなアイデアがないかと常に考えているのです。