「自分は社会不適合者だからこの先やっていける気がしない」
といった悩みを持っている人は非常に多いと感じます。
これは、類は友を呼ぶといった要素もあるのかもしれませんが、
個人的な体感としては、
「生活を何とかしないといけないので、無理をしてなんとか頑張ってはいるものの、正直社会に適合していないと感じている」
という人の割合は非常に多いです。
その辺を歩いていると、
道行く人の中には、卒なく業務をこなしているように見える人もいるものの、
「取り敢えず、客の前だから笑顔を作っているが、正直、疲れてしまって仕方がない」
と内心感じている場合もとても多いようです。
そのため、
「自分は社会不適合者だからこの先やっていける気がしない」
とか
「何故、目の前のこの人たちは普通に働けているんだ……?意味が分からない……」
と感じる人もいるかもしれませんが、
実は、対外的に隠しているだけで、もう疲労困憊、できれば早く帰りたい、と考えている人もたくさんいるのです。
そして、このような人の中には、
「そもそも週5日8時間労働が無理すぎる」
という人もいるようです。
1週間は7日しかないので、そのうち5日も働くと、回復に使えるのが結局残り2日しかないという話となり、
それがそもそも無理
という人がいるのです。
もしかしたらあなたもそうではありませんか?
「体感的には木曜日ぐらいの疲れを既に感じているのにまだ火曜日かよ……」
「出勤しただけなのに、仕事はまだ何もしてないのに、もう疲れてしまった」
と感じたり、
「土曜日は取り敢えず、平日に蓄積された疲労を回復するために丸一日使用してしまい、日曜日は次の日からの労働に備えて心の準備を少しずつしないといけないため、結局1週間まるまる自分のために使える時間がない」
と感じたりする人もいるようです。
このように、
「そもそも週5日8時間労働が無理すぎる」
と感じている人の場合、
社会不適合者とされることが多いでしょう。
まだまだ多くの勤め先は、週5日8時間労働をきっちりとできる人を求めており、それこそが「社会人」だ、という風潮の押し付けがあるからですね。
そのような社会から求められる要請にこたえきれないと感じるからこそ、
「自分は社会不適合者だからこの先やっていける気がしない」
と感じる人も多いのです。
とはいえ、
「そもそも週5日8時間労働が無理すぎる」
という感想に関しては、
物理的に週5日8時間労働がそもそもできない人
も当然いる一方で、
その勤め先の業務内容があなたに合っていない等の理由があるがゆえに無駄に負担がかかっている
という場合もあります。
例えば、普段から、10kgの米を家の中などで持ち運ぶ機会が多い人は、突然そのような仕事を振られてもなんなく対応できますが、普段からそのようなことをしていない人にとっては大変な重労働でしょう。
あなたが苦手だと感じている業務によってあなたが受けてしまう負担というのは、それが得意な人が受ける負担と全く異なります。
「自分は社会不適合者だからこの先やっていける気がしない」
と感じている人の中には、
自分が担当させられている業務がそもそも向いていない
とか
新人ゆえに業務に慣れていないことから心理的に過度な負担がかかっている
とか
勤め先の人間関係面で強い気疲れを起こしてしまっている
という場合もかなりあります。
この辺りは、一度異動したり、転職したりする経験があれば、
「あれは向いているがこれは向いていない」
「最初は大変だったが慣れてしまったら簡単に感じるようになった。向いていないわけではなかった。」
「職場にいる人との相性が単に悪かった」
といった判断がつきやすくなります。
あなたにより向いている業務、適職を探していくことがおススメです。
また、忘れてはいけないのはやはり、「通勤の負担」でしょう。
リモートワークが広がったことでより可視化されましたが、出勤することによる負担というのは基本的に労働者側が負っています。
これによる心身への負担が大きく、仕事をまともにする前に最大HPからだいぶ減っている状態からスタートせざるを得ないという人も大勢います。
「通勤があるからHPが100から85まで減った状態からスタートさせざるを得ない」
といった状況から逃れることが重要でしょう。
この辺りは、リモートワークが可能な勤め先に転職するか、あるいは、勤め先の近くに引っ越しをするか、といった方法などによって負担を少しずつ減らすことが可能です。
このように、
「そもそも週5日8時間労働が無理すぎる」
と感じている人の中には、
仕事に関連する条件を少しずついじることによって、
「週5日8時間労働でも一応行ける」
といった状態まで持っていける、といった場合も存在します。
最近は、週4日労働や週3日労働といった話が出てきていますが、それを導入している企業はまだまだ少ないというのが現状です。
「やっぱり体力的にパートやアルバイトでなんとかするしかないのかな、でも、どうしても、給与が下がってしまうなあ」
といった悩みを持っている人は、
「そもそも週5日8時間労働が無理すぎる」
という固定観念を脱出して、
「週5日8時間労働でも一応行ける」
といった方法がないか探してみることから始めてみましょう。
もしかしたら思いがけず良い発見があるかもしれません。