私たちはわかっていてもついついできないことがあります。
その際たるものが、
「健康を第一に考える」
ということかもしれません。
客観的に見て健康だと言える時には、主観的に健康の素晴らしさを全く自覚できず、
「頭が痛い」
「お腹が痛い」
「息苦しい」
といった具体的な症状が出て、
活動に支障が出てからようやく
「しまった、やっぱり健康は大事だ」
「健康に気を使うべきだった」
ということを改めて自覚することになるのです。
最近、周りの人などから、
「朝まともに起きることができない」
とか
「朝起きた瞬間から背中とかが痛い」
とか
「耳の中が心なしか痛くなった」
といった話を聞くたびに、
「仕事のしすぎで体がアラームを出しているのではないでしょうか?」
といったコメントをすることがありますが、
そう言われてもなお、
「今大事な仕事があって」
と
自分の体を労ることを後回しにしてしまう人も存在します。
そして、そのようにしばらく無理をし続けてついにダウンしてしまう人もしばしば見ます。
症状が重い場合には、そのまま、鬱などになってしまい、かつてのように活動することが全くできない、といったことになる場合もあります。
そうなってしまうともう取り返しがつきません。
そこまで行くと、頑張ってきたことそのものを労わってくれる人、例えば、仕事の上司などがいるだろうなどと考えてしまいがちですが、
実際には仕事の上司が責任取ってくれるというのは稀でしょう。
現実は思ったよりも冷たいのです。
結局のところ、自分の健康は自分で守るしかないのです。
私たちは、例えば仕事のためなど、何かのために健康をついつい軽視するような行動を取りがちですが、
長い人生で最も価値があるのは間違いなく健康な体でしょう。
健康な体はお金では取り返せない場合もあるので、
何はともあれ、健康を大事にする!
という意識が重要になります。
そのような意識を持てば、
「この仕事は今は断っておいた方がいいかもしれない」
とか
「今はあそこでリラックスする時間を設けた方がいいかもしれない」
という、具体的な判断を行いやすくなることでしょう。