世の中には、
「取り敢えず、このルートを通っておけば無難」
と考えられていることがあります。
典型的なのは、
高い学歴を得て、良い勤め先に就職し、内部で出世をする
というルートです。
まるで、舗装された道路、のように、
「ここが正規ルートです」
「このルートを通ることができれば安全です」
と言わんばかりの顔をしています。
しかし、このようなルートは競争が必然的に激しくなりやすいという側面を持っています。
そもそも、高い学歴を得るために必死になって勉強しなければいけない
とか
良い勤め先に就職するために先を見据えた計画を立てながら行動しなければいけない
とか
出世をするために一生懸命働き、時には上司に忖度するなどその勤め先に適合しなければいけない
といった要所要所のハードルが存在します。
このすべてを難なくクリアできる人は、
このようなメインストリームを悠々と進むことができるのですが、
大多数の人はどこかで競争に対して力尽きたり、リストラに遭うなどすることもあるかもしれないですし、
「それって違うんじゃないの?」
とか
「しっくりこない」
とか
「何故こんなことをしなければならないのか?」
とか
「別の生き方の方が私には合っているのではないか」
と疑問を感じてしまい、このメインストリームから外れた生き方をすることになることでしょう。
とはいえ、真面目な人であればあるほど、
「いきなりメインストリームから外れた生き方をするのは物凄く不安」
「本当に大丈夫なのだろうか?」
「そもそも、どうすればいいのだろうか?」
という気持ちも同時に出てくることでしょう。
メインストリームを歩む生き方は、
「これさえ守っていれば、ついていくことができれば、ある程度の安定は約束される」
と明示されていることも多いため、ある意味安心することができるのですが、
メインストリームを外れる生き方というのは、
「安全であるという保障を誰もしてくれない」
というルートでもあるため、
暗中模索
や
試行錯誤
を伴うことも多く、
先が見えるようになるまでに非常に強い不安を覚えることも多いです。
そのため、ここで非常に重要になるのは、
情報収集
です。
そもそも、メインストリームを外れているけれども実は上手いことやっている、むしろ、成功している人、というのは見つけるのが大変なだけでそれなりにたくさんいます。
彼らは積極的に自分から発信しないことも多いため、
「メインストリームを外れているが上手くいっている人」
をいきなり探すのがなかなか困難であるというだけの話なのですね。
後、彼らは忙しい場合も多く、なかなか相手にされないという場合もあるかもしれません。
そこを上手く乗り越えて、
「このようなやり方でうまくいった人がいたんだ!」
ということを知ることができるだけで、
あなたがメインストリームを外れるに当たっての不安をある程度解消することは可能でしょう。
重要なのは、メタ認知を働かせて、
「世界は広い。私が知らないだけで、上手いことやっている人は実は存在している」
という前提で情報収集に力を入れることが重要です。
そのような生き方をしている人を探しましょう。
そのような生き方をしている人に詳しそうな人に話を聞きましょう。
情報収集を頑張るだけで解消できる不安というのが存在するのです。