小さい頃は同じような人生を歩んでいても、
成長するにしたがって、多くの人は、
「違う道」
を歩むことになります。
例えば、
文系に進むか
理系に進むか
といった細かい違いや、
都会の大学に進学するか
田舎の大学に進学するか
といった違いや、
そもそも、大学に進学するか、高卒で働くか
といった違いなどもあることでしょう。
それぞれが違った道を選んでいるからこそ、
そこで得られるものがある一方で、犠牲になっていることもあることでしょう。
例えば、
ずっと仕事に慢心し、高い年収を得ている一方で、家族との時間をまともにとれない人
もいれば、
家族との時間を大切にした結果、そこまで年収が伸びない人
もいるでしょう。
「自分の時間というリソースをどこに投入するのか」
という意思決定の結果、
このように
「違う道」
を選び、
その結果、得られている物も異なっているわけです。
それゆえに、
隣の芝生は常に青く見えるわけですね。
「あの人のような道を選んでおけば今頃は……」
などといったことを考えて、後悔している人もいるかもしれません。
しかし、一方で、羨ましく思っている相手からあなたが羨ましく思われていることもあるのです。
このような比較を行ってしまうと、
「後悔」
といったネガティブな感情がどうしても出てしまうものですが、
これはそれまでの人生の選択の結果、得られた物と犠牲になった物が人それぞれ違うというだけなのですね。
「隣の芝生は常に青く見える」
こういった認識を持って、他人と比較をして落ち込むのではなく、
「自分は最も最善の道を選んできている」
と考えられるようになることが重要でしょう。
比較をするべきは
「昨日の自分自身」
なのです。