本当に幼い頃は、
「自分は何にでもなれるかもしれない」
と純粋に考えていた人であっても、
中学生、
高校生、
大学生、
など、10代後半の時期に差し掛かってくると、
厳しい現実
にぶち当たることが多いです。
例えば、
「明らかに自分の方が勉強を頑張っているはずなのに、大して勉強してなさそうな人にあっさり成績を抜かされる」
「体格に恵まれている人に圧倒され、スポーツで全然勝てる気がしない」
などといった
才能の差
のようなものをどこかで感じてしまい、
幼い頃に持っていた万能感がすっかり鳴りを潜めてしまう、
という感覚を味わったことのある人は多いでしょう。
このような過程を経て、
おおよそ、20代半ばぐらいになると、
「どうやら、才能がないみたいだし、自分の人生は、まあこの程度なのかもしれない」
と
諦めの境地に達する人も多いでしょう。
しかし、人生100年時代と呼ばれる昨今においては、
このような状態であっても、人生のすべてを諦めてしまうことはお勧めできません。
というのは、やはり、1番になることは難しくても、
才能がなくともコツコツ努力を継続できる人は時間はかかれど、何らかの形で成功を収めることは可能
だからです。
例えば、金融資産の資産形成などもそうでしょう。
やり手の投資家などは、
「投資をしたら、元手が短期間で10倍にできるのは当たり前」
であるかのように振舞いますが、ほとんどの人は同じことを再現できません。
私も多分できません。
才能の差を感じて投資の世界から完全に撤退を決めた人もいることでしょう。
しかし、やり手の人と同じようなことができなくとも、コツコツと長い時間をかけて、一般的に定石とされる手法で資産形成をすすめれば、継続する限り、20年後や30年後にはさすがに何らかの成果が出るでしょう。
何も株式などに投資をしなかった場合であっても、
月5万円貯金
を何十年も積み重ねればおのずと、貯金額は増えていきます。
10年、20年、30年といった数十年単位の期間で焦らずしつこく少しずつ努力してれば、始めたときよりはまだマシな人生になることでしょう。
ていうか、元々才能はないのですから、努力を始めてからたった数年とかですぐ結果は出るわけがないのです。
短期間で成果出すのは一旦諦めましょう。
それを受け入れるのです。
そして、長期間をかけてコツコツと積み上げることの有益性、遠い未来を信じるのです。
「いやいや、そのようなコツコツと努力することも才能のうちだよ、私は才能がないんだよ。」
と感じるのもわかります。
もしかしたら、そのような考え方は正しいのかもしれません。
しかし、ボヤいてみても状況は全く好転しません。
ただ、時間だけが過ぎていくだけです。
諦めてさっさと努力を取り敢えず始めましょう。
小さい事であっても、未来を信じるのです。