多くの人は、
「自分が何回も経験しもはや得意としている分野」
と
「あまり経験がなく、苦手としている分野」
を持っています。
当然、得意なことをしている方が、
「楽しい!」
とか
「やりがいを感じる」
とか
「簡単にできる!」
と感じやすいですし、
逆に、苦手なことをしていると、
「しんどい」
「ストレスが溜まる」
「正直、大したことをやっているわけではないが非常に疲れを感じる」
「あまり積極的にやりたくはない」
と感じやすいです。
そのため、得意分野ばかりをやっている方が気楽に過ごせますし、
苦手分野からどんどん離れる人も出てきます。
しかし、得意分野ばかりをやっていると、
苦手分野に対する理解が全くないまま時が進んでいくことになります。
これによって、
「実は経験を積み重ねたら苦手分野から得意分野に変わる」
という可能性を捨てることになりますし、
「苦手分野から得た経験・知見を得意分野に生かすこと」
というミラクルを起こす可能性を捨てることにもつながります。
苦手だと感じる分野に大々的に取り組むと一気にストレスや疲労感で倒れてしまう可能性がある一方で、
全く、触らない、というのもまた別のリスクがあると言えるでしょう。
それゆえに、
得意分野9割+苦手分野1割
のイメージで物事に取り組んでみると、
適度なストレス
を感じながら、苦手分野に対する学びが深まることでしょう。
ここでいう苦手分野というのは、
「一度も経験したことがないから不安を感じてしまう分野」
も含まれるため、
苦手分野にちょっとだけ触れるというのは、
「新しいことに触れる」
ということをも意味します。
そして、新しいことに少しでも触れることによって、人は今まで得られなかった刺激を得て、成長することが可能なのです。
過度なストレスを感じてしまうと、どうしても、ダウンしやすいので、
成長意欲があっても、まずは、本当にちょっとだけ、スモールスタートを切りましょう。
そうすることによって、適度なストレスを感じながら、成長することが可能になるのです。