最近は、
「人間関係の繋がりが希薄だ」
とか
「無縁社会だ」
ということが言われてから何年も経ちました。
人は社会的な動物なので、
他人とつながること
によって幸せ、心地よさを感じることができるというのが通説のようです。
しかし、そうであっても気になるのが、
あなたが
「この人と仲良くしたい」
と考えていても、
その相手が
「この人とはさほど関わりたくない」
と考えていた場合、つながりを持つのは困難であるという点でしょう。
この場合、片思いと同じような状態なので、
一方通行になっているのでしょう。
両想いの状態、すなわち、
あなたも
「この人と仲良くなりたい」
と思っていて、
かつ、
相手も、あなたに対して、
「この人と仲良くなりたい」
と考えている場合のみ、
「他人とつながることができる」
と言えるのでしょう。
したがって、かなり単純に考えると、仮に、1対1の関係であっても、
「この人と仲良くなりたい」×「この人と仲良くなりたい」
「この人と仲良くなりたくない」×「この人と仲良くなりたい」
「この人と仲良くなりたい」×「この人と仲良くなりたくない」
「この人と仲良くなりたくない」×「この人と仲良くなりたくない」
といったパターンが考えられ、
「この人と仲良くなりたい」×「この人と仲良くなりたい」
という関係になった場合にようやく繋がりを持てるようになるため、
その可能性はさほど高くないように感じるでしょう。
現実には、
「この人と仲良くなりたい」
と他人から思われやすいタイプの人
と
「この人と仲良くなりたくない」
と他人から思われやすいタイプの人がおり、
前者の人は、多くの人と両想いになりやすい、すなわち、モテモテの状態となる一方で、
後者の人はずっと片思いか、他人と仲良くなりたいとなかなか思えない、といった非モテの状態になりやすいと考えられます。
もし、人間関係で悩みたくないと考えるのであれば、
「この人と仲良くなりたい」×「この人と仲良くなりたい」
の組み合わせをできる限り成立することを目指すことになるでしょう。
出来る限り、あなたから見て
「この人と仲良くなりたい」×「この人と仲良くなりたい」
を成立させやすくしたかったら、
自分が、
「この人と仲良くなりたい」
と①他人(ターゲット)から思われやすい人間になった上で(=自己投資、魅力を高める)、
②よりたくさんの出会いを求めることになる(=試行錯誤)でしょう。
順番を考えると、
①がない状態で②を頑張っても大きな成果を得られないでしょうから、
①にまずは重心を置いてから②を追求するというのが基本方針となりそうです。
付き合うか付き合わないかを自由に選択できるようになったのが現代社会である一方で、
自分も相手からそのような選別を受けるようになった、というある種の厳しさも存在します。
すべての人と仲良くなるのは難しいですが、
自分が好かれたい人(ターゲット)に好かれるようになるためにはまずどんな人物になるべきなのか?
と考えることが重要なのですね。