FIRE後に過労死してしまう可能性について

仕事・勤め先
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一般的にはFIREというと、勤め先の過度の労働の要求から解放された場合、比較的穏やかな生活を送ることが想定されているものと思われます。

しかしながら、実際は、経済的自由を達成した後は、その後の生活を自由に自分でアレンジすることができるということに過ぎないため、

「FIREしたら南の島でゆるりと過ごそう!」

という風にしても良いですし、もちろんそんなことをしなくても良いわけです。

この辺りは個々人の好みが出てくることでしょう。

そして、最近私が思っていることとしては、

私がFIREをした後に過労死してしまう可能性が少なからずあるのではないか

ということです。

まず、どうしてそのような可能性があると思われるのか、という点についてですが、

FIREは究極の時間持ち(お金持ちとは限らない)になれるわけですが、そして、自由を手に入れた分それを謳歌できるようになるわけですが、

やりたいことが多すぎると、一日はどうしても24時間しか無いので、FIREしたところでやりたいことを全部やるには時間がどうしても足りない

という制約が生まれるようになります。

そして、人生の制約が労働によって狭くなればなるほど、そもそも夢を諦めてしまう人が多いので、逆に勤め人を続けている人の場合は、やりたいことというものがそもそも頭に思いつかない場合が多いのではないでしょうか?

しかし、ある程度時間持ちになってその上で常識的な観念から逃れて自分のやりたいことや諦めていた夢を想起できるようになってくると、「やりたいこと」の絶対数が大幅に増えることになります。

そして、その「やりたいこと」をすべてやりきるには当然時間が必要になるため、FIREしたところで全く時間が足りなくなってしまいます。

しかし、「やりたいこと」に対しては、人間はついつい気合いが入ってしまいますので、一日が24時間しか無くても夜通しゲームに熱中している子供のようについついやりすぎてしまうことになります。

いわゆる、セルフブラック企業状態になります。

そして、小学生、中学生、高校生のような頃はまだまだ体力も無尽蔵にあるわけですが、いつまでもそれが続くわけでもないですし、何日も連続で徹夜し続けるということはどんどんできなくなってしまいます。

それでも、熱中しているが故に、その制約を無視し続けると、睡眠時間や休息の時間が無意識のうちにどんどん削られていき、セルフブラック企業状態から抜け出せなくなっていつのまにかオーバーワークになってしまう可能性があります。

このような状態になりやすい人と、特になりやすくも無い人がいるかもしれませんが、

私の場合は、なりやすい人だといえると考えています。

この FIREをした後に過労死してしまう可能性 については、人によっては、

「いや、それは本望だ!!」

と思う人もいるかもしれません、というのも本人が真にやりたいことをやっているが故の結末ならばかまわないという考え方を完全に否定することはできないからです。

しかし、私の考えとしては、以前にも書いたとおり、短命なのはあまり好みではないです。

したがって、 FIREをした後に過労死してしまう可能性 についてなるべくこれを避けるための方法も同時に考える必要があります。

まず、思いつくのはやはり意識的に睡眠時間や休息の時間をしっかりととることになるでしょう。

しかしながら、これを意識するためにも重要なこととしては、

いつでも寝ることが可能な状態・状況をなるべくキープし続ける

ということになるでしょう。

具体的に言うと、納期があるような約束はなるべく他人としないようにすることです。

例えば、夜2時に友達と会ったりする約束はしないですよね。その時間は普通は家で寝ていたいはずです。

仕事においても、納期がキツかったり、納期を自分で操作できないような仕事をできる限り避けることが勤め人が過労死を避ける際には重要なポイントになってきます。

やはり、タイミング良く休めるようにしておくことが重要になってきます。

これは生存戦略としても非常に重要なことだと言えます。

もう一つ重要なことは、

やりたいことがあっても短期間で達成しようとして焦りすぎない

ということです。

私は発売日に楽しみにしていたゲームを購入した後そこからラスボス撃破まで一日中ゲームをプレイしてその間他のことには全く手を付けないタイプです。

すなわち、今やりたいと思っていることに全力でついつい熱中しやすいタイプと言えます。

人によっては、ゲームを買ってから何日間もかけて少しずつプレイをすることを楽しんで、「ゲームは一日一時間!」を忠実に守る人もいるようです。

私は典型的なコレを守れない子供です。

放っておくと購入したゲームだけをずっとやりかねないのです。

もちろん、クリアするまで寝るのも後回しになる傾向があります。

したがって、やりたいことの中に優先順位を付けて少しずつ取り組んでいくというようなブレーキのようなものを意識することが重要になるでしょう。

やりたいことの中にも、よくよく考えると、これはもう少し後でもいいかもしれない、というものは少なからずあると思われます。

その場合は、着想やアイデアだけは頭の中で温めておいて、しかし、実際に時間をかけて実行するのは意識的に先送りする、というバランスを取るようにすることも重要なのでしょう。

私の今までの感覚ですと、第1領域すなわち緊急性が高くてかつ重要性が高い活動の場合は、なるべく早く処理して、頭の中をすっきりさせる必要があったので、先送りなどはもってのほかでむしろ如何に前倒しして対応できるようにするか、ということばかりを考えていました。

しかし、いわゆる「やりたいこと」というのはこのような第1領域の活動ばかりでは無く、むしろ第2領域、緊急性が低いが重要性が高い活動に分類されるようなものが多いと思います。

この場合、こちらも前倒しで第2領域に取り組んだ方が望ましいことは間違いは無いのですが、しかし、前述のように一日は24時間しか無いが故の過労死リスクと隣り合わせになる可能性があるので、熱中できる対象であっても前倒しでは無くむしろ優先順位が相対的に低くて先送りできるものは意識的に先送りして取り組んだり、活動の強度や使用時間を少し希釈させるというバランスをとる練習が必要になるのではないかと思われます。

もちろん、先送りするべきか否か、優先順位をどうするかという判断にあたっては、自分の体力面や時代背景などの他の要素も絡んできます。

一般的には、スキルや能力などを身につける場合には、それらを身につけた以後の人生においてずっと役に立つので、汎用性が高いスキルや能力については若いうちに身につけた方が後々良い事があると思われます。

具体的に言うと、時間管理や金融リテラシーやコミュニケーション能力などになるでしょうか。

逆に、時代が進んで環境が整備されたりみんなの価値観が変わったタイミングで初めて取り組んだ方が良いことというのもまた存在します。

例えば、起業家の中にも画期的な商品の発明をしたのに、そのリリースが早すぎたという理由だけで失敗した例はたくさんあるようです。

このように考えていくと時間管理はやはり奥が深く、実践の中で少しずつ慣れていくことができるようになるしかないかもしれませんね。

いずれにせよ、FIREした人の場合は時間持ちになることができるので、その資源を如何に有効に活用できるのか、という視点はかなり重要になってくることでしょう。

セルフブラック企業状態になりやすい人は気をつけましょう。

お金の使い方も難しいと言われますが、時間の使い方もまた難しいと言えそうです。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
投資歴7年。タロット占い鑑定歴12年。
都内在住、マッチングアプリ上位0.X%の人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
手取り月収貯蓄率90%overを達成。
ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
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