キャッシュフローゲームというボードゲームがあります。
過去にもこのゲームを10回ほど遊んだ感想を書きました。
資産形成に関心があったり、経済的自由の達成を目指している人は是非ともプレイしてみて欲しいゲームです。
このゲームからは大量に現実の世界に応用できる教訓を得ることができると思います。
ところで、このゲームは
「opportunity」
というマスがあり、
このマスに止まった際に、big dealやsmall dealと呼ばれるカードを引いて、そこに書かれている資産を購入することが可能です。
もちろん、頭金となる手元の現金が無い場合には買えないとして見送ることもあります。
これは、イメージとしては、不動産投資などで言うと、仲の良い不動産業者さんに
「良い不動産がありました。購入しますか?」
と物件を紹介されたような場合を主に想定しているのでしょうか?
キャッシュフローゲームは基本的に opportunity というマスに止まる度に資産を購入しまくり、CFを増やしまくって上がりを目指すゲームです。
したがって、 opportunity のマスに何度も止まることが多ければ多いほど有利にゲームを進めることができます。
もっとも、通常は人生ゲームのようにサイコロを振って自分の駒を進めるわけですから、 opportunity のマスに止まれるかどうかは運の要素が絡んできます。
そのため、プレイヤーとしての感覚は、
「運良く opportunity のマスに止まってくれないかなー」
と思いながらプレイをすることになると考えられます。
これは、 opportunity すなわち機会を受け身で待つ姿勢であるといえます。
このままプレイをしていても良いのですが、現実の世界では opportunity のマスによりたくさん止まった方がたくさんの資産を買うことが可能です。
そのように考えると、単に opportunity を受け身で待っているだけでは運が悪ければ、最悪1回も opportunity のマスに止まることなく人生が終わってしまう可能性もあります。
さすがにこれは防ぎたいでしょう。
したがって、受け身のままではなく、積極的に opportunity のマスに止まれるように、
そもそも opportunity のマスを増やしてしまう
とか
そういった能動的な工夫が必要になるのではないでしょうか?
具体的には、不動産投資の場合は、受け身で不動産業者さんから物件を紹介されるのをひたすら待つのではなく、
良い不動産がないかどうか、自ら探しに行ったり、そのまま所有者に売却の交渉をしに行くなどの能動的な行動を増やすことによって opportunity のマスに止まる機会を増やすことが可能になると思われます。
ここまでいくと、業者さんとどれほど違いがあるのかやや疑問が出てきてしまいますが、本気で行動している人は業者さんに負けないレベルの行動力をもって不動産投資を行っています。
このように、 opportunity(機会)を待つだけではなく、 opportunity(機会)を自ら創造することができる人は、キャッシュフローゲームでいうところの opportunity のマスに何度も止まることが可能になり、そんな工夫を全くせず opportunity に運良く止まれることを夢見ているだけの受け身の人と比べると人生の加速度は段違いの物となると考えられます。
opportunity(機会)を自ら創造することはもちろん努力や行動力が必要になりますので、簡単では無いと思われます。
しかし、一度、 opportunity(機会)を自ら創造することができる、ということを実感をもって知ることができれば、それがたった1つの経験であったとしても、それを元にさらに人生の加速度を上げることが可能になると思います。