Googleの検索履歴を見るだけでその人のことがわかると言われて久しいです。
そして、その検索履歴が入力された時のその人の心理状態なども推測することが可能です。
ところでかつて学生の頃に私は
「配当金生活 無理」
というキーワードでGoogle検索をしたことがあります。
ふと、そのことを思い出しました。
当時の心理状態といえば、
「配当金生活って面白そうだけど必要になるお金が多すぎて私が早期に達成するのは非常に難しいかもしれない」
と考えていました。
実際にこのようなキーワードで検索すると、
「配当金生活をするためには6000万円は最低でも必要」
とか
「配当金生活のためには1億円は最低でも必要」
などといった情報が出てきます。
どの情報が最も有益なのかは分かりませんが、
いずれにせよ、多額の元本を用意できないと配当金生活をしたくてもなかなかできない、といった趣旨の情報が多くヒットします。
このような情報を見て、
「難しそう」
と感じたのでしょう。
だからこそ、学生の頃の私は
「配当金生活 無理」などといったキーワードで検索をかけたのでしょう。
そのような過去の私に伝えたいことは、
「そもそも配当金だけを殊更に狙う必要性はない」
ということと、
「10億円などと違い、元本の6000万円や1億円といった金額は確かに一年やそこらでは手に入れにくいが、数年がかりならば普通に狙える」
といったことをメインとして、
「無理ではない」
「絶望したりする必要はない」
ということを伝えて、過去の私を安心させてあげたいです。
そもそも、
「配当金生活」
といったキーワードが気になる人というのは、
「できる限り楽して金が欲しい」
とか
「できる限り、体に負担のない形で稼ぎたい」
といったことを考えていることが多いことでしょう。
そのような要望との関係で、確かに配当金を狙うというのはありうる手段ですが、実はそれ以外にも様々な手段があるため、実は配当金生活にこだわる、固執する必要はないのですね。
このことに気づくことができると、
「配当金生活以外にも手段はたくさんあるから色々と検討してみよう」
と考えることができるようになり、その中から自分にとってより適切な手段を選択することが可能になります。
次に、元本の6000万円や1億円といった金額についても、
「一瞬で空からそのくらいの金が降ってきて欲しい」
と考える人が多いのですが、それは流石に厳しいでしょう。
宝くじも期待値が低すぎます。
とはいえ、実際にはそれなりに頑張れば5年足らずでも達成可能です。
もちろん、これらは決して小さな金額ではないのですが、
コツコツと適切な努力を行うことによって、数年程度で狙うことができる程度の金額であります。
したがって、
「無理ではない」
「だから諦めないで欲しい」
と自信を持って過去の自分に伝えたいと考えています。
私たちは、すぐに目標を達成することができないと見るや諦めてしまいがちです。
しかし、私たちが3年後の未来の私たちを正確に予測し難いように、
数年もすれば、人生には大きな変化があるものなのです。
だからこそ、大きな夢や野望を抱いた際には
「時間をかけてでもなんとでも達成する」
と考えることが重要になります。
数年がかりでものを考えることができるようになると、
「無理」
といった安易な判断をしにくくなることでしょう。