コスパの良いコミュニケーション方法というのが世の中にはあります。
その中でも、
大勢のチームの中であってもそれとないレスポンスをクイックに行う人
というのは非常に目立ちます。
特に、チームが大所帯になればなるほど、このレスポンスは絶大な存在感をあなたに与えるでしょう。
というのも、最初からよほど仲が良い人同士でない限り、
チーム内に10人も人がいれば
「あれ、チーム内のあの人(リーダー的な役割を担っている人)は覚えているけど、後の人はどんな人だったっけ……?名前とか顔とかさっぱりわからん……」
となるわけです。
あなただけに限らず、他の約9人も実は似たような状態です。
リーダーっぽい人以外の人のことを覚えろと言われても正直存在感がなさすぎる場合もあり、覚えきれません。
特に最近はリモートワークで一緒に活動することもありますよね。
そうなるといよいよ、
「うちのチームは20人いるみたいだけど、半分以上の人のことがよくわからない……会ったこともないし」
という状態にお互いがなりがちです。
「とはいえ、リーダー格になれるレベルのコミットメントは能力的にも時間的にも責任の重さ的にもきついんだよな」
と感じる人も多いことでしょう。
もちろん、存在感を示すためにも気の利いたことを言えればベストなのでしょうが、
「大してコミットメントしているわけでもないのにそもそもそんなことできない」
と感じるのが正直なところでしょう。
そんな人におすすめなのが、
「とにかく、早く、一番手に、『軽いコメント』のみをレスポンスする」
という方法ですね。
というのも、そもそも
「まともな意見」
「思慮深く、聞き手皆が感心するような深い意見」
「素敵な発言」
というのはその内容を短くするのは非常に困難です。
したがって、会議の場であればともかく、メーリス場などの非同期型コミュニケーションを行う場においては、必然的に、
「素敵な意見を内容とする文章を書いて投稿するまでにはどうしても時間がかかる」
わけです。
まともな人であればあるほど、当然、文章の推敲作業もしていますからね。
素敵な意見をドンと出された後ですと、確実に、あなたの意見が見劣りする場合であれば、
そのような素敵な意見が他の人から出てくるまでに先手で軽く発言しておく
のが一番効果があるでしょう。
これをするだけで、あなたに大して能力や時間がなくとも、
「一応そこにまともに参加しようとする気がある」
という印象を創ることが可能です。
これは、
職場や学校に朝一番乗りで来る人
と同じような物で、
能力がなくとも、一目置かれることが可能な方法です。
別に、一目置かれる必要なんてない、という人もいるかもしれませんが、そのような人はこのような行動を逆に起こさないようにしましょう。
ちょっとした差別化をするだけで目立ちたいときに目立てる人になる、ということは人生の要所要所で非常に重要です。
「このようなテクニックがある」
ということは覚えておいて損はないでしょう。