「成功する可能性がそこそこあるが、失敗する可能性もそこそこある」
そのような選択肢が目の前に出てきたら、
「どうしようかな」
と多くの人は迷うことでしょう。
「いわゆるミドルリスクミドルリターンだな」
と感じつつ、
「リスクが顕在化してもそれを許容できるか?」
ということを真剣に考えて、
適正なリスクをとって挑戦してみることもあるでしょうし、
逆に、
「ちょっと辞めておこう」
と撤退することもあることでしょう。
その判断を最終的にどうするのかはあなた次第となります。
ところで、そのような、選択肢が目の前に出てきた場合、私たちは決断以前にもっと考えなければいけないことがあります。
それは、
「そもそも、この成功する可能性や失敗する可能性を今の選択肢の状況から変えることができないのか」
という視点です。
すなわち、例えば、
成功する可能性が50%で、失敗する可能性も50%
の選択肢が目の前に出てきた時に、
「もしかして、この成功確率は70%まで上げることができるのではないだろうか」
とか
「もしかして、失敗する可能性を10%まで下げる方法があるのではないだろうか」
といったことをまず考えるべきなのです。
成功する可能性や失敗する可能性というのは所与の前提となっているわけではなく、現実には工夫次第で変動させることができるようになります。
そのようなやり方が存在することに気づくことができるようになると、
「あれ?これって上手くやれば、失敗する可能性を限りなく0にすることもできるのでは?」
といったことにもそのうち気づくことができるようになります。
失敗する可能性を工夫によって限りなく0に近づけると、
待っているだけでいつか成功することができる
という状態まで持っていくことすら可能です。
このようなことが当たり前のようにできるようになると、
「勝つべくして勝つ」
という状態まで持ち込めることでしょう。