最近、少年漫画やアニメを見返す機会がありました。
その中で、感じたことは、
「みんな明確に強い特殊能力を持っていていいなー」
「かっこいいなー」
「羨ましいなー」
ということですね。
まあ、フィクションなので、これは、当たり前なのかもしれません。
登場人物たちは優秀なキャラクターばかりですね。
少年漫画の、特にバトル物の場合、
「俺の持つ能力は○○で~」「奴が持つ能力は××で~」
といった説明が入ることが多いです。
こういった能力は、
「えっ?それってしょぼすぎない?」
と感じる能力もあれば、
「時間を操れます」
「空間を操れます」
「重力を操れます」
などといった、
「いや、それどう考えても強いやん……もはや、最強やん……」
と感じる超強力な能力を持つ強すぎるキャラクターも存在します。
また、呪文の形式で、詠唱呪文によって、能力を発動させる場合もありますね。これもかっこいいですね。
こういう、
○○というキャラクターは××という能力を持っている
という特徴は、そのキャラクターのアイデンティティを端的に示していて非常にいいな、と感じます。
妄想力たくましい人の場合は、「もし、自分に××という能力があったならば、こんな感じで説明するかもしれない」という妄想をしたことがあるかもしれません。
ほとんどの人は、こういったことをするときに、
「まあ、これはしょせんはただの妄想、願望だから……」
と考えて、それ以上の妄想を辞めてしまうと思います。
しかし、これはややもったいないかな、と感じます。
もちろん、ほとんどの人は、現実には、少年漫画やアニメに出てくるキャラクターのように強力な能力なんて持っていません。
しかし、例えば、
「自分は縄跳びで二重飛びを○○回できる」
といったものや、
「自分は鉄棒の逆上がりで××回、回転することができる」
といったものや、
「自分は、猛勉強した後のテストで、直感的に答えの部分だけが光って見えることがある」
といったものであっても、これらは立派な能力のうちの一つでしょう。
些細なことであってもいいので、このようなことに着目してみましょう。
そして、
「自分の能力は××で~」
といった説明をしている妄想をしてみてください。
この説明が具体的であればあるほど、能力が他者に理解してもらいやすくなることでしょう。
そして、能力が他者に理解されれば、それに応じたチャンスを与えてもらえるかもしれません。
そして、そこから新しい人生の道が開けるかもしれないのです。
人生に行き詰まりを感じている人は、
「今まではこれをやってきたけれども、このままで大丈夫なのだろうか?」
という不安を感じつつも、
大抵の場合、自分が今まで得てきた能力を他人に正確に説明することが難しいという状況にあります。
このような状況のままだと、例えば、新しい挑戦をしようと思って転職サイトに登録したとしても、今までのキャリアの延長にあるような話しかやってきません。
そして、
「やっぱり、今までやってきた内容じゃないと、無理なのか?」
「どこも経験者を求めているから、今までと同じ仕事以外は任せてもらえないのか?」
と感じてしまうことでしょう。
しかし、これはこれまで得てきた自分の能力を他人に説明することが上手くできていないだけである可能性があるのです。
上手く自己分析をして、他人に説明をすることができるようになると、反応が変わってきます。
そのために、
「自分の能力は××で~」
といった妄想を定期的にしてみるのもよいかもしれません。
自分自身の能力を他人に説明できるようになると道は開けるのです。