人生において、後悔することは何か?
「挑戦して全力を出したけれども、結局叶わなかった」
という場合なのか。
それとも、
「何らかの理由で全力を出し切れず、不完全燃焼に終わった」
という場合なのか。
多くの場合、
「めちゃくちゃ頑張ったのに結局叶わなかった」
という状況を特に若い頃は「コスパ悪すぎ」と、避けがちですが、
少しずつ人生の後半に差し当たると、
「何らかの理由で全力を出し切れず、不完全燃焼に終わった」
という状態の方が
「後悔」
「モヤモヤ」
が残ることになります。
例えば、60歳の頃にバイオリンをやってみたいとふと思ったものの、
「でも、もう60歳だから今更頑張ってもしかたがないよね……」
と思って何もしなかったところ、
本人が90歳頃になってようやく、
「あの時バイオリンを始めていたら30年間も取り組めたはずだったのに」
ということに気付き、後悔することになります。
例えば、60歳頃になってくると、
「みんなも頑張っていないし、もう挑戦するとか、高齢(?)だし、もういいのでは?」
などとついつい考えがちですが、
そこからもまだまだ人生の時間は進んでいくため、
ここで決断しないことには後悔が残る、全力を出し切らないと後悔が残るということはよくあるようです。
「これに力を入れても結局報われない可能性がある」
ということを考えると、ついつい歩みを、足を止めたくなってしまいますが、
実際には、不完全燃焼に終わったことは後悔を呼びます。
やりきること、というのは人生の充実感、満足感に大きな影響を与えます。
後悔のない決断をしたいものです。