起業などをしていると、
「顧客を増やしたいから広告費をたくさんかける必要があるのかな?」
と悩むことがあるでしょう。
どうしても、
「この事業を拡大したい!」
と考えている場合、
多額の広告費をかけて大量に集客するのはもちろん悪い方法ではありません。
多額の広告費をかけることによってたくさんの顧客を呼び込むことによって売上高を上げることも可能でしょう。
実際にこのような方法で上手くいっている人は頻繁によく見かけるため、
「やっぱり、広告費をかけていかないと」
と感じている人はいるでしょう。
しかし、大量集客することにはデメリットもあります。
というのも、
広告によって集客された顧客の質というのは、その広告の内容によっては大きく下がる可能性があるためです。
また、ターゲットを広く取っている場合、想定していなかったタイプの顧客がやってくる場合もあるため、その仕事をすること自体による負担が高くなりがちで、忙しい割に仕事が回らない、といった事態も起きることになります。
このように、多額の広告費をかけることによって集客をするという方法は、
すぐに思いつきますし、それなりに集客において効果がある場合も多いのですが、
それによって、本当に良い事態が生じるとは限りません。
むしろ、
過度に広告費をかけずに地道に集客する
という方法の方が時間がかかる可能性があるものの、
「自分が想定していなかったタイプの顧客とのエンカウントを事前に回避しやすい」
「集客そのものに多額の費用が掛からない」
「仕事のミスマッチが起こりにくく、リピートにつながりやすい」
「集客数が多くないため、一つの案件に集中力を高めることができ、結果的に顧客に満足してもらえる」
といったメリットを享受することも可能になり、時間的な即効性はないものの、
「集客数は少ないものの総合的に満足できる」
といった仕事をすることが可能になります。
世の中には、広告費を大量にかけて目立っている人ばかりが認知されやすいので、
「起業するからにはきっちりと広告費とかかけて頑張らなければ」
とキラキラしたことをイメージしている人もいるかもしれませんが、
多くの個人事業主はもっと地道な活動から安定的に仕事を取っています。
特に、
「正直、あまり目立ちたくない」
と考えている人は広告費はほぼ使わないでしょう。
どのような手法を選ぶのもその人の自由ですが、
自分の目的と今の自分自身の状況からバランスよく手段を選択したいものです。