弱者の弱者たるゆえんは、
「とにかく資源が少ないこと」
にあるでしょう。
資源と言っても色々なものがあります。
時間
金
気力
能力
人脈
所有物
などなどです。
これらのものをすべて持っている人は思い付きで様々なことに注力しても、ある程度なんとかできますが、
弱者の場合はそうはいきません。
例えば、
100万円の商品
があったとして、
100億円が手元にある人と、
今手元に50万円しかない人
とで比べると、
「手の出しやすさ」
でいえば、雲泥の差があるでしょう。
何故ならば、
その100万円の商品を買って満足できなくても、お金持ちの人は大きなダメージは受けませんが、
10万円しか手元にない人にとっては大きなダメージを受けるからです。
人間は、
「損をしてしまった」
という感覚に敏感ですから、
同じ100万円の商品であっても、
手の出しやすさが違うのですね。
それゆえに、
資源が少ない弱者にとっては、
「いつ頑張るのか」
「何に対して大きく投資するのか」
という
「頑張り時」
の判断が非常に重要になってきます。
これを虎視眈々と見極めることこそが戦略的に最も重要なのですね。
ここにミスがあると大きく後れを取ることになります。
普段から
「この時間の使い方に意味があるのか」
と考えている人は、この辺りの嗅覚が段々と優れていくことでしょう。
「頑張り時」
を見極めることができるということは、
限りある資源をどこに投資するべきか
という判断が上手くできているということでもあります。