人と違うことができる人とできない人が世の中には存在します。
一般的に、他人と同じ行動をとることは、
無難な選択肢
とされており、実際にそのようなことが良く起こります。
例えば、
株価がどんどん上がっていき、
「やっぱり、株式投資はしたほうがいいよね」
という雰囲気になったときに、同じように株式投資を始めると、
無難に儲かる
といった結果を得やすくなります。
しかし、そのような雰囲気になったころというのは、
ある程度人気が過熱している時期でもあるため、
株式投資をすることが少数派であった頃に投資を行った人よりも、得られる利益はどうしても少なくなります。
人気が高まると、色々な人が殺到するので、競争率も高くなり、
その結果旨味が減ってしまうわけですね。
旨味がたとえ減ったとしても、
「それでも、あまりリスクを取りたくない」
と考えている人は、
他人に合わせるという形で、無難なリスクを取り続ける人生を選択することでしょう。
しかし、そうではなく、
敢えて、他人と違うことをする
という人たちも一方では存在します。
彼らは、まだ世の中から認められていない物に対しても、投資したりすることができるため、
それが人気が出る頃には大きな先行者利益を獲得することも可能になります。
しかし、それを可能にするのは、
「みんなの絶望」
が雰囲気として覆いつくしている頃に飛び込む勇気でしょう。
多くの人に見限られてしまっていることこそ、そこに投資を行うことで上手くいくこともあるわけです。
例えば、特定の企業の株式が一気に下がってしまい、多くの投資家から見限られてしまった銘柄があったとして、
安値のタイミングで買うことができれば、次にその株価が上昇した際には大きな利益を得ることが可能です。
未来を見通す目が必要ではあるものの、
時には、
「みんなの絶望」
が訪れるタイミングをとにかく待つというのも一つの戦略でしょう。
「みんなの絶望」の中にあっても、
微かな未来への希望を見出すことができ、そこに飛び込むことができれば、もしかしたら、そこから大きな利益を得ることも可能なので、
そのような時を待つということも重要なのです。