私は自分の事業を含めて様々な仕事をしていますが、
自分がやっていて楽しいと感じる仕事として、
「自分が満足できるレベルの作品を創る」
という類型があります。
まるでそれは、キャンバスに描いた絵に満足するように、
自分の書き上げたWordファイルに満足するように、
自分が構成を練ったメールに満足するように、
自分が書き上げた報告書に満足するように、
何か
「自分のアイデアが反映された作品」
が
できあがると、それは非常に仕事として面白い、人生が充実していると感じます。
これは単なる自己満足で終わる場合もありますが、
他人から、
「これはすごい」
「傑作だ」
「大作だ」
と言われることもあるため、その時は特に大きな満足感を得られます。
もちろん、これを仕事として行った際には、その「作品」に対して金銭が支払われるということにもつながるため、これはもう非常に嬉しいです。
「作品」が出来上がるまでの過程では、
「他人からのアドバイス」
を頂戴して、少しずつ改良を重ねてくことも多いのですが、
自分の頭の中で生み出された発想がベースになっていた場合には、関わっていくことが楽しいと感じます。
例えば、昔、学校でクラスを象徴する歌を作曲しようというプロジェクトがあったのですが、
その作詞の段階で自分が考えたフレーズが歌詞に採用されたこともありました。
その時も、自分が関わって「作品」に寄与していたのだ、ということを感じたものです。
このような
何らかの「作品」づくり
というのは、その人の人生を豊かにすると感じます。
「作品」といってもその姿形は様々かもしれません。
しかし、「作品」にはその人の個性が反映され、ひいては自己実現にも寄与することでしょう。
様々な「作品」を創り続けることが、個人としての資産形成でもあるでしょう。
例えば、零細個人が行える最大の資産形成は、金銭をかき集めることではなく、
「自分史の編纂」
ではないか、と私自身も感じています。