世の中には、
良い知らせである「吉報」
と
悪い知らせである「凶報」
がありますね。
前者は例えば、
試験の合格
などがありますし、
後者は
訃報
などがありうるかもしれません。
そして、
事前にいつそのような「お知らせ」が来るのか、については、予想ができるものと、予想が全くできないものがあります。
例えば、試験の合否はおおよそいつまでに来る、というのが事前にわかっているので、メンタルをそれに向けて整える、といったことが可能なのですが、
事前に予測ができないタイプの知らせの場合、心の準備ができていないことも多いです。
そのような「知らせ」の中でも、
突然来る吉報の場合、それはあなたの運命を大きく変えるチャンスである可能性があります。
それは突然、唐突に訪れますから、
来た瞬間に、手に取れないこともあるかもしれません。
例えば、突然、
「急だけど、来週からニューヨークでの担当の人を探しているんだけど君はどう?」
と海外転勤前提の話が来たり、
といった場合などは、
自分の運命を大きく変えることになりそうですが、それに対して、手を挙げるのに多くの人は躊躇するかもしれません。
何故ならば、心の準備もできていないし、物理的な準備もできていない中、大きな変化を求められる可能性があるからです。
しかし、そのような突然、唐突な吉報の方が、その人のその後の運命を大きく変えることになるためのきっかけになることが多いでしょう。
そのような、チャンスが来たら、ぜひとも掴みたいものです。
とはいえ、そのような中でも、「吉報」が突然来た瞬間に、
「はい!」
とすぐに決断をして手を挙げる人もいれば、
「どうしよう……」
と迷っているうちに、他の人にチャンスが回ってしまう場合もあります。
前者の人は、後者の人とどう違うのか?
と考えた場合、
①身軽でいつでも大きなリスクを取れるように日頃から気を付けている
②事前にどのような基準で物事に対する判断を行うのか、という意思決定基準、行動基準を作ってある
という傾向があります。
①については、物理的な物の管理コストを減らすとか、貯金が十分にある、だとか、スケジュールにおいて柔軟に対応できるようにしてある、といった要素が重要ですし、
②に関しては、自分の人生においてどのような事柄が重要なのか、といった内省を常日頃から行っている必要があります。
事前の人生の、生き方によって、突然来る「吉報」に対する姿勢も大きく変わってしまうのです。