【第1643号】二転三転して他人を困惑させるのは意思決定基準がないから

リフレーミング
この記事は約5分で読めます。

私たちの日常には、決断を迫られる場面が数多く存在します。仕事での選択、プライベートでの予定、人間関係における対応など、人生は大小さまざまな意思決定の連続です。しかし、中には他人の意見に振り回され、二転三転と態度を変えて周囲を困惑させてしまう人がいます。一方で、どのような状況でも一貫した判断を下し、信頼を集める人もいます。この違いはどこから生じるのでしょうか。

他人の意見に惑わされる人の特徴

まず、他人の意見に振り回されやすい人の典型的な例を考えてみましょう。例えば、Aさんは職場でプロジェクトのリーダーを任されました。最初は「効率を重視して短期間で成果を出す」と意気込んでいました。しかし、同僚のBさんから「もっと丁寧に進めたほうが品質が上がるよ」と助言されると、すぐに方針を変更。さらに別の同僚Cさんから「いや、スピードが大事だよ」と言われると、また元の計画に戻してしまいます。最終的にAさんはチームメンバーから「何をしたいのかわからない」と不信感を抱かれ、プロジェクトは混乱に陥りました。

このケースでAさんが二転三転した理由は、自分の判断の軸が定まっていなかったからです。他人の意見に耳を傾けることは大切ですが、それが自分の決断を覆すほど影響を及ぼすのは、事前に「何を優先するのか」「何を目標とするのか」という基準が明確でない証拠です。Aさんは「効率」「品質」「スピード」の間で揺れ動き、結果として一貫性を欠いてしまいました。

一貫した意思決定を行う人の強さ

一方で、一貫した意思決定を行う人の例を見てみましょう。Bさんは小さなカフェの経営者です。開店当初、知人から「もっと流行りのメニューを増やしたらどうか」と提案されました。しかし、Bさんは「地元の素材を使ったシンプルな料理で地域に愛される店にしたい」という信念を持っていました。そのため、流行を追うよりも自分のコンセプトを貫き、メニューを絞り込んで提供し続けました。最初は客足が伸び悩むこともありましたが、やがてその一貫性が評判を呼び、常連客が増えていきました。

Bさんの強さは、事前に「自分が何を目指すのか」「何を大切にするのか」を明確に定めていた点にあります。この基準があったからこそ、他人の意見に惑わされず、自分の道を進むことができたのです。結果として、周囲からの信頼を得て、長期的な成功につなげることができました。

意思決定基準がないことの弊害

意思決定基準がない場合、どのような弊害が生じるのでしょうか。まず、周囲との関係性が損なわれます。Aさんの例のように、態度がコロコロ変わると、他人からは「頼りにならない」「何を考えているかわからない」と思われてしまいます。これは信頼の喪失に直結し、仕事や人間関係での孤立を招く可能性があります。

また、自分自身に対する自信も失われがちです。例えば、進路選択に悩む学生Cさんがいるとします。Cさんは親から「安定した公務員がいい」と言われ、友人に「クリエイティブな仕事が向いているよ」と勧められ、ネットで「起業が将来性がある」と読んで迷い続けます。結局、何を選んでも「他にいい選択があったのではないか」と後悔し、自分の決断に納得できないまま時間を浪費してしまいます。このように、基準がないと決断後の満足感を得られず、精神的な不安定さが増すのです。

意思決定基準を設けるメリット

逆に、意思決定基準を設けることには大きなメリットがあります。まず、迷いが減り、迅速に判断を下せるようになります。例えば、Dさんは転職を考える際、「自分のスキルを活かせるか」「ワークライフバランスが取れるか」という2つの基準を設けました。複数の選択肢を前にしても、この基準に照らし合わせて冷静に比較し、最終的に納得のいく決断を下せました。基準があることで、感情や外部の声に流されず、自分の価値観に基づいた選択ができたのです。

さらに、一貫性が周囲に安心感を与えます。歴史上の人物で言えば、マハトマ・ガンディーは「非暴力・不服従」という明確な基準を持ち、インド独立運動を導きました。彼の行動はとにかく一貫しており、その姿勢が多くの人々の心を動かしました。基準を持つことは、自分だけでなく他者との絆を深める力にもなるのです。

具体例から学ぶ人生の教訓

これらの例から、私たちは何を学ぶべきでしょうか。最大の教訓は、「人生を主体的に生きるためには、意思決定基準を明確にすることが不可欠である」ということです。基準がないまま生きると、他人の意見や一時的な感情に流され、自分の進むべき道を見失います。逆に、基準を持つことで、どんな状況でもブレずに進むことができ、結果として自分らしい人生を築くことができるのです。

例えば、日常の小さな選択でもこの教訓は活かせます。買い物一つとっても、「本当に必要なものか」「長く使えるか」という基準を設ければ、無駄遣いを減らし、満足度の高い選択ができるでしょう。仕事では、「成長につながるか」「自分の価値観に合うか」を軸にすれば、短期的な損得に惑わされず、長期的なキャリアを築けます。

基準を設けるための実践方法

では、どのように基準を設ければよいのでしょうか。まず、自分の価値観を振り返ることが重要です。「何が自分にとって大切か」「どんな人生を送りたいか」をじっくり考え、言葉にしてみてください。例えば、「健康を第一に」「誠実であること」など、シンプルでも構いません。次に、その価値観を具体的な状況に当てはめてみて、矛盾がないか確認します。最後に、実際に決断を下す際にその基準を意識し、習慣化していくのです。

このプロセスは一朝一夕には完成しませんが、繰り返すことで自然と自分の軸が育ちます。最初は迷うこともあるでしょうが、失敗を恐れず試行錯誤を続けることが大切です。基準が明確になればなるほど、人生の選択がシンプルになり、心の平穏も得られるはずです。

結論:基準を持つことで人生を切り開く

二転三転して他人を困惑させるのは、意思決定基準がないからです。他人の意見に振り回される人、一貫して自分の道を進む人、その違いは事前に自分の軸を定めているかどうかにかかっています。

人生は選択の連続であり、その一つ一つが私たちを形作ります。だからこそ、自分だけの意思決定基準を持ち、それを磨き続けることが大切です。それは羅針盤のように、私たちを迷いから救い、確かな一歩を踏み出させてくれるでしょう。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者

社会人7年目かつ会社経営者(法人5期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
手取り月収貯蓄率90%overを達成。
ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
20代で役員のオファーを受け就任。

普段は、今より良い人生を送りたい人のための個別コンサルティングを1時間につき15万4,000円(税込)で請け負っています。
(※好評につき2025年4月1日から11,000円(税込)値上げしました)

mikimikiをフォローする
twitterの表示
リフレーミング意思決定基準
mikimikiをフォローする
INTJ型女性による皆既日食への歩み
タイトルとURLをコピーしました