できれば良い人間関係が欲しい、
すなわち、
自分が付き合いたい人と付き合って、
自分が付き合いたくない人とはなるべく付き合いたくない、
そう考えている人は多いと思います。
しかし、
「ではそうすればよい」
と決めるだけではこれを実現することはできません。
というのも、
自分が付き合いたくないと感じた人と距離を取ったり縁を切ることは簡単である一方で、
自分が付き合いたいと感じる人と付き合うことはそこまで容易であるとはいいがたいからです。
何故ならば、
あなたが付き合いたい人を選びたいと考えている一方で、
相手も付き合いたい人を選びたいと考えているからです。
すなわち、
良い人間関係を築きたいと考えた場合、
相手からあなたが選ばれるようになる必要があるのですね。
このハードルがあるために、
相手から選ばれることがない人というのはどんどん孤独への道を歩むことになります。
誰ともかかわりたくない、人間関係などはいらない、
そう考えている人はそのまま放置しておいても構わないと思われますが、
しかし、多くの人は
自分が付き合いたい相手とだけ付き合えればいいな
と考えていることでしょう。
そうなるとどうしても、
自分が相手に選ばれるようになるにはどうすればよいのか?
ということを考える必要があります。
これに関連して重要な習慣といえるのが、
「目の前にいる人のために自分が何ができるのか?」と考え続ける習慣
を持つことでしょう。
要は、
「この人が求めていることは一体何なんだろうか?」
と考え続けることです。
その人は
口では自分の要望を言わないかもしれません。
しかし、何らかのことをした場合その人は喜ぶかもしれません。
喜ぶというレベルまでいかなくても安心感を与えることはできるかもしれません。
例えば、メールに対する返信が早い人は
相手に安心感を与えやすい
と言えることでしょう。
勤め先によっては、
「クライアントからのメールはすぐに返信しなさい」
と強く教育されているところがありますが、
メールを送ってすぐに返ってくるというのはクライアントから見ると強い安心感につながります。
例えば、メールを送って5分以内に返信が返ってくる相手と4日後にようやく返信が返ってくる場合とでは安心感が全くと言っていいほど異なります。
このような地味なところからも相手に安心感を与えることができるのですね。
このようなテクニック的なものであっても安心感を与えられますし、
「この人が求めていることは一体何なんだろうか?」
と考え続けてそこから出てきた着想を実行に移すだけでも、
「この人は自分のために○○やってくれた」
と感じてもらいやすくなります。
いわゆる
気持ちを受け取ってもらえた
という状態ですね。
このように、
自分が付き合いたい人と付き合いたいと願っている人は、
相手から自分が選ばれるようになるためにも、
「目の前にいる人のために自分が何ができるのか?」と考え続ける習慣
と意識してみるとよいでしょう。