【第642号】朝起きた瞬間に「今日も一日人生を楽しめそうだ」と宣言してしまう

リフレーミング
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朝、目が覚めた瞬間にあなたは何を考えますか?

目が覚めた瞬間にふと考えてしまうことは、あなたにとって非常に関心の強いことが多いと思われます。

例えば、

「明日までに○○の書類を終わらせないと上司に怒られてしまう……」

とヒヤヒヤしながら眠りについた場合には、

朝起きた瞬間に、

「はっ、寝てしまった!早くあの続きをやらなければ!」

と焦りながらベッドから飛び起きることになるでしょうし、

小学生ならば、

「明日の遠足は楽しみだな」

と思いながら眠りについた場合、

朝起きた瞬間に

「今日の遠足は楽しそうだ!」

とウキウキした状態で目覚めることでしょう。

このように、前日の思いがストレートに現れるときもあれば、

あなたが寝ている間に、例えば、殺人鬼に追い回されるなどの、とんでもない悪夢を見てしまって、

夢の中で必死に逃げまどいながら、

起きた瞬間に

「はっ!……なんだ、夢か。夢で良かった」

と感じるときもあるでしょうし、

逆に、

好きな人と幸せな時間を過ごす

ことや、

長年の目標が叶う

ことなどの、

物凄く居心地の良い夢を見た場合には、

起きた瞬間に、

「はっ!……なんだ夢か。気分は良かったし、いい夢だったなあ。夢の内容が現実だったらよかったのに……」

と感じて現実に返ることもあるでしょう。

いずれにしろ、

目覚めた瞬間にポジティブなことを考えるのか?

あるいは、

目覚めた瞬間にネガティブなことを考えるのか?

によってその日の気分は大きく左右された経験があるのではないでしょうか?

「できることならば、朝起きた瞬間にポジティブなことが思い浮かんで、そのまま良い一日を過ごせたらいいな」

と考える人が多いと思われます。

その一方で、

「でも、朝起きた瞬間にポジティブなことばかりが思い浮かぶかはわからない」

とか

「最近はネガティブなことばかり考えながら目覚めるので憂鬱……」

と感じている人も多いと思います。

すなわち、

目覚めた瞬間に何を考えるのかはなんとなくの流れに任せてしまっている

人が大多数なのではないでしょうか?

「たまたま良いことがありそうだったら、ポジティブな目覚めになるだろうし、そうではなかったらネガティブな目覚めになるでしょう?」

という感覚ですね。

まさに自分のその日の機嫌の運を天に任せていると言えます。

しかし、幸福感をより多く味わうためには、

少しでも運を天に任せずに、目覚めた瞬間にポジティブなことを考えられるように人生を少しずつ矯正することが望ましいと考えられます。

そのためには例えば、

まるで呪文のように、

朝起きた瞬間に「今日も一日人生を楽しめそうだ」と宣言してしまう

という試みも重要だと考えます。

起きた瞬間に結論を決めてしまうわけですね。

別の発想として、

「今日の運勢は大吉になりそうだ」

と考えて、結論を決めてしまうということも良いと思います。

先に結論を決めてしまうのは実はかなり重要です。

自分が運のよい人だと考えている人は、如何に自分が運のよい人間であると言えるように、日常の中から自然と材料を集めているのです。

同様に、

朝起きた瞬間に「今日も一日人生を楽しめそうだ」と宣言してしまう

ことによって、

「どうして楽しめそうなのか?」

という問いが自動的に出現します。

そう考えていくと、

「そういえば、今日は楽しみにしていたアニメが放送されるんだった」

とか

「そういえば、今日は給料日だった」

とか

そういった

楽しめそうな材料を探し始めるのですね。

このような認知の枠組みが朝起きた瞬間に手に入るため、

呪文のように、

朝起きた瞬間に「今日も一日人生を楽しめそうだ」と心の中で宣言してしまう

という試みを試してみるとよいのではないか

と考えられます。

そうすることによって、最初はこのような呪文を唱える必要がありますが、

そのうち、呪文を唱えなくとも、上記のような認知の枠組みがついてくるようになります。

すなわち、呪文を詠唱することなく、無詠唱で呪文を使用できるようになるのですね。

ここまで来れば、

勝手に幸せになれる認知の枠組み」

がデフォルトで身についている状態と言えるでしょう。

このように薦められると半信半疑になってしまうかもしれませんが、

朝起きた瞬間に「今日も一日人生を楽しめそうだ」と宣言してしまう

ことは一人きりの状態であれば、誰かに聞かれるわけでもないので試しやすいと思われます。

一朝一夕では効果が出ないかもしれませんが、

「勝手に幸せになれる認知の枠組み」

を手に入れるための第一歩にはなるでしょう。

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