【第710号】そろそろ、新しい分野にも挑戦したいと思ったあなたが最初にやるべきこと

意思決定基準
この記事は約6分で読めます。

何か物事を長年続けていると、

「そろそろ、新しいことにも挑戦してみたい」

と感じることがあると思います。

それは、

「今までやっていることに飽きた」

とか

「これまでやっていることから学べることがなくなってきた」

といった事情もあると考えられます。

そのような状況から、いきなり覚悟をもって新しい分野に猛烈に突っ込んだり取り組める人もいるのですが、

たいていの人は、

「でも、本格的にやるとしたら大変そうだな」

と考えてしまったり、

「でも、今の方が楽だし」

と考えてしまったりします。

そして、

何かやりたい

と頭の片隅では思いつつも、

実際にはそこまで体が動かない

といった状況に陥る可能性があります。

例えば、

仕事において長年同じ分野をやり続けて専門性を高めている人というのは、

「いざ、というときのために他の仕事もできるようになっておきたい」

と考えつつも、

「なかなか体が動かない」

といった状況になりやすいです。

しかも、その場合、今の専門性でも十分に食えている、とかそれなりに年収を得ることができる、となるとなかなか今の安泰を手放すこともできかねる、と考えてしまうと思います。

しかも、たいていの場合、

新しい分野にも挑戦する

ということは、

まるで新人と同じように強いストレスを感じる可能性もある

ともいえるでしょう。

【第698号】転職など、大きな変化は強いストレスと表裏一体のもの
「今の状況では満足できない」「もっと飛躍したい」「もっとステップアップをしたい」...

しかも、年収も下がってしまう可能性もある、

とすれば、躊躇するのも当然です。

最近は、プログラミングの教室なども流行っているらしいですが、

人によっては、今取り組んでいる本業とプログラマーの年収を比べてみて、

「プログラマーってフリーならともかく勤め人の場合はそこまで年収高くないな……今の仕事を続けていた方が年収だけ見たらいいかも」

と感じたことがあると思います。

プログラミングをやってみたいと考えていたとしてもそういうハードルが立ちはだかる場合があるということです。

ただでさえ、10の利得を捨ててでも11の利得を獲得しに行く決断は難しいものです。

ぶっちゃけそこまで何もかも捨てるだけの覚悟がない

しかし、同時に、

少しずつでもいいから新しいことにも挑戦してみたい

と考える人が多数派だと思われます。

その場合は、

今できていることの生産性を高めつつも、新しいことに挑戦する

という方針が一番安全です。

これが一番リスクが低いです。

具体的には、

今仕事をしている人の場合は、

その仕事につきかかる労力や時間を生産性を高めることによって短縮して、新しいことに挑戦することができるだけの「余剰」を作ることになります。

新しいことに挑戦するということは、新規に投資活動を行うのと同じようなものです。

そして、投資活動を行うためには

「余剰」

を確保する必要があります。

そして、このような「余剰」を確保するために、

今取り組んでいることの生産性を高めることが重要になってくるのです。

例えば、仕事をやっている人の場合、

①一つ一つの作業工程を短くする(ショートカットキーを使い来なす)

②今取り組んでいる分野の勉強を進めて仕事の際の判断力を高める

③部下を教育して手伝ってもらえる範囲を増やす

などの方法によって、

少しずつ、生産性を高めることを意識するとよいでしょう。

これは、あらゆる角度から検証することが大事です。

例えば、髪の毛を維持するために長時間かかるのであれば、究極的には坊主にしてしまうという方法がありますが、

それがそもそも許容できる手段なのか、ということまで含めて色々と検討を行うことになります。

いずれにせよ、生産性を高めるためには、

【第678号】生産性の向上は、1時間かかっている作業に対して「実はこれは5分ぐらいで終わるのでは?」と考えるところから始まる
常日頃から、業務改善を意識している人と、業務改善などという物を全く意識せず...

「もっと短い時間、少ない労力で仕事を進めることができるのではないか?」

という問題意識を常に持ち続けることが重要になってくるでしょう。

このような形で

「余剰」

を少しずつ作ることができるようになると、

新しいことに低リスクで挑戦しやすくなります。

そろそろ、新しい分野にも挑戦したいと思ったあなたが最初にやるべきことは

すぐに新しい分野に全力投球しようという無謀な計画を立てることではなく、

目の前にある物事の生産性を高めることにあるでしょう

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
手取り月収貯蓄率90%overを達成。
ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
20代で役員のオファーを受け就任。

普段は、今より良い人生を送りたい人のための個別コンサルティングを1時間につき14万3000円(税込)で請け負っています。
(※好評につき2024年10月1日から5500円(税込)値上げしました)

mikimikiをフォローする
twitterの表示
意思決定基準時間管理未分類
mikimikiをフォローする
INTJ型女性による皆既日食への歩み
タイトルとURLをコピーしました