世の中には、
優柔不断
と言われるタイプの人がいます。
このような人は、多くの場合、良い面を見ると、
「物事の判断に対して慎重」
というべき長所を持っていますが、
「一つ一つの決断を先送りにしてしまう」
という短所をも持っています。
そして、このような人に対して、
「慎重な人」
と表現すると聞こえはいいのですが、
特に何も整理できていないままに取り敢えず決断を先送りしているだけ
というパターンも見られます。
様々な判断において、
「○○は把握できているが、××は把握できていない。××が把握できていないと判断のしようがないため、まずは、××を把握するために時間を費やす必要がある」
といった具合にある程度、頭の整理がついている人であれば、慎重さというのは非常に強力な味方になってくれるのですが、
「なんだかよくわからない」
とか
「どう考えればいいのかわからないし、考えるのがそもそも億劫で疲れてしまう」
といった状態の人は、
慎重な人というよりは、
特に何も整理できていないままに取り敢えず決断を先送りしているだけ
という可能性があります。
このように、
「慎重な人と呼ばれる人」
と
「単純に優柔不断と言われがちな人」
との間には大きな溝が存在する可能性があるのですね。
「○○は把握できているが、××は把握できていない。××が把握できていないと判断のしようがないため、まずは、××を把握するために時間を費やす必要がある」
といった具合に、論点や状況を適切に整理し、
「慎重かつ大胆と呼ばれる人」
を目指すのが良いのではないかと考えています。
「単純に優柔不断な人」
になってしまうと、人生の大きな決断をするべき時に決断をすることができず、
流されるままに人生が終わってしまう可能性も出てきます。
「慎重かつ大胆と呼ばれる人」
と呼ばれるように日々意識していきたいものです。