【第1015号】あなたが「Win-Win or No Deal」を貫徹するために大事なこと

意思決定基準
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Win-Win or No Deal 

という言葉をご存知でしょうか?

これは、「7つの習慣」という書籍で言及されている有名な言葉です。

すなわち、人間関係において、

Win-Win

の関係を目指すべきであって、

Win-Lose

Lose-Win

Lose-Lose

といった関係はどちらかに無理が生じるため、長くはもたない、早晩破綻するという話で、

「Win-WinができそうになければNo Dealとしなさい」

と言われ、そもそも相手と取引しない、関わらないようにする、という方針を取った方が良い、という意味で、

Win-Win or No Deal 

と言われているわけですね。

これを聞くと、その場では、

「なるほど」

とか

「そりゃあそうだよね」

と誰しも思います。

では、現実的に行えていますか?

と問われると、

「……」

と無言になってしまう人も多いのではないでしょうか?

なぜそうなってしまうのかというと、

No Dealという選択肢を取ると現実的に支障が出る

と感じるからではないでしょうか?

例えば、あなたが勤め先から突然リストラされて職場を追い出されたとしましょう。

そうしたら、どこかに再就職しなければならない、と考える人が多いことでしょう。

しかし、求人票を見てみると、

「前よりも待遇が悪い」

と感じるような求人しか見当たらないかもしれません。

このような求人の勤め先に再就職することは、

あなたにとってLoseと感じることかもしれませんね。

すなわち、

Win-Win or No Deal 

という方針に従えば、

No Deal 

すなわち、そのような待遇の悪い勤め先には再就職しない、もう少し良い求人が出ないか探してみる。

という選択肢になることでしょう。

しかし、あなたに貯蓄がほとんどなく、

「このまま収入がなければ今月の家賃が支払えない」

といった状況だったらどうでしょうか。

「取り敢えず、どこかに再就職を早く決めなければならない」

とそう思わざるを得ないですよね。

そうなると、

「ここを逃したらここよりも良い求人が二度と出て来ないかもしれない」

と不安になりますよね?

このような不安が生じることによって、

No Deal

という選択ができずに、妥協する、という顛末にならざるを得ないのではないでしょうか?

人によっては、

「貯蓄は2年分以上はあるし。しばらくは働かなくても生活できる」

という状況かもしれませんし、

「この際、さっさと起業して一気に稼ごう」

と考えるかもしれません。

しかし、

貯蓄もほとんどなく、起業するのも(何らかの理由で)絶望的

という状況にさらされた人にとっては、

「早く再就職しなければならない」

という焦りから抜け出すことは困難であり、

No Dealという選択肢を取ると現実的に支障が出る

と感じてしまうのではないでしょうか?

これはお金の問題に限らず、人間関係においても、

「この人と付き合うと大変かもしれないけれども、もっと良い人が今後目の前に現れてくれるのかわからない」

などといった葛藤によって、

No Dealという選択肢を取ると現実的に支障が出る

と感じてしまい、

自分がLoseとなってしまってもやむなしという選択をしてしまいかねないのですね。

すなわち、

No Dealという選択肢を取ると現実的に支障が出る

と感じるような状況を改善しないと、

Win-Win or No Deal 

をあなたが貫徹するのは非常に難しくなるのです。

もちろん、

No Dealという選択肢を取ると現実的に支障が出る

と「感じる」ことが問題なので、実はそれはあなたが必要以上に不安になっているだけであって、実はNo Dealをとってもそこまで現実的な支障がないという可能性が十分にあるという人も多かったりします。

そのような可能性に気付くことができるのか、というのがまずは重要です。

次に、単なる妄想ではなく、本当に

No Dealという選択肢を取ると現実的に支障が出る

という状況に陥っているのであれば、それを少しずつ改善していくことが重要になるでしょう。

多くの場合は、

No Dealという選択肢を取ると現実的に支障が出る

というのが

ただの妄想に過ぎなかった、心配しすぎだった

という場合の方が多いことでしょう。

このようなことに気付くことができるようになることがまずは重要です。

Win-Win or No Deal 

というのは言うは易しの言葉です。

これは、

No Dealという選択肢を取っても私にとって大きな支障はない

という確信を持てる状況でないと守り切れない方針でもあるのです。

まずは、少しずつでも良いのでそのような状況を創れるように日々努力することが重要になるでしょう。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
投資歴7年。タロット占い鑑定歴12年。
都内在住、マッチングアプリ上位0.X%の人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
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INTJ型女性による皆既日食への歩み
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