コミュニケーションが量で決まるとしたら、時間があまりにも足りない

コミュニケーション
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よく言われるのは、「コミュニケーションは質ではなく量を意識せよ」ということです。

実際に、200時間を交流に充てないと親友はできにくいという話があるくらいですから、そこから考えても他人と親密になるために必要となるのは、

コミュニケーションの量であり、

別のとらえ方としては、他人と親密になるためのコミュニケーションのためには時間を使わないと行けない

ということを意味します。

これは大変なことです。

というのも当たり前ですが、一人の人間あたりの寿命、すなわち持ち時間というのは有限だからです。

このまま何も考えずに、小学校で流れた「友達100人できるかな~」よろしく、より多くの人と仲良くなろうなどと考えた場合、莫大な自分の時間が吸い取られることになります。

これはさらに別の考え方で言うと、人間関係を社会資本という資産と捉えた場合に、その社会資本の蓄積のために自分の経営資源である時間を投入し続けないと行けないということなのかもしれません。

もっとも、よく言われるように人間関係は資産とのみ扱われるわけではなく、時には負のスパイラルへと導く負債となる場合もあります。

したがって、資産となる人間関係の構築をして社会資本を蓄積することが推奨されます。

そして、この社会資本のためにどこまで自分の時間を使うべきかという難しい問題が立ちはだかります。

というのも、人間は一人でいるときの行動において真価が問われると言われるように、何らかのスキルを身につけたり、勉強をしたりするなど、

いわゆる人的資本を蓄積するためにも時間が必要になります。

むしろ、人生を大局的に見ると、社会資本よりも最初(特に人生の前半期)は人的資本に勉強時間等を投下することにならざるを得ないのではないか、と私は感じています。

そして、人的資本の蓄積のためにも自分の時間を最大限投下することが最重要であると私は考えているため、社会資本の蓄積のためにそこまで自分の時間を果たして使うべきなのか、という疑問があるのです。

したがって、私はできることならば、社会資本に対して自分の時間を使いたくない、または、使わなくて済むような方法はないだろうか、と考えています。

もちろん、社会資本を蓄積すること自体は大事なことなので、それを完全に切り捨てようという考えはありません。

そこで、そのためにまず考えるべき策としては

自分の時間を使わずになるべくコミュニケーションの量を増やす方法を考えること

になるのではないか、と思っています。

具体的には、

①人的資本の蓄積を行っている時間で同時に社会資本の蓄積も行う

②単位時間当たりのコミュニケーションの量を増やすシステムを導入する

③自分の時間ではなく他人の時間使ってコミュニケーションの量を増やす

あたりでしょうか。

①は簡単に言うと、勤め先などで仕事をしながら仲間と同時に交流することによって社会資本の蓄積をするという方法でほとんどの人が事実上普段から行っていることになります。

勤め先に限らず、他人とコミュニケーションを取りながら行う仕事はこの①の要件を比較的簡単に満たすのではないか、と考えています。

もっとも、勤めていたとしても単独で行うべき仕事であったり、リモートワークで完結してしまう仕事の場合は、事務連絡だけをメールなどでやりとりするだけで仕事が終わってしまうこともあります。

そのような場合は、大して事務連絡以外のコミュニケーションをやりにくい、雑談しにくいということによって親密になりにくいという傾向があります。

したがって、そのようなタイプの仕事を選んでしまった場合、極めてドライな関係となるため、①を満たすかどうかは微妙です。

最近は仮想オフィスなるものも開発されてきているようなので、そのようなテクノロジーの活用によりリモートワークであっても、仕事仲間とコミュニケーションを取りやすくなるのかもしれません。

②については、簡単に言うと意思伝達手段につきレバレッジをかける方法を採用することになると思います。

昔は、テレビなどのマスメディアを用いて、1人が多数人に対して発信することによって、認知度を高めていました。

今は、SNSなどにより、一つの投稿が時間差で多数の他人に見てもらうことが可能になっています。

そのため、コミュニケーションをとるための前提として、意思伝達をしたい相手が空いている時間に合わせなくても良くなるというメリットがあります。

このような非同期型のコミュニケーション手段を用いて、一人から多数人に対して発信をするという形で事実上、他人とのコミュニケーションの量を増やすという方法がもっとも効率が良いでしょう。

相互性は失われるものの、自分のことを知ってもらう、認知してもらうという意味ではこれほど効率的な話はありません。

ブログなども似たような性質を持っていますね。

今後はこのような②のような方法はテクノロジーの活用とともにさらに普及していくと考えられます。

最後に、③の「自分の時間ではなく他人の時間を用いてコミュニケーションの量」を増やすというのは、端的に言うと、評判の力、信頼の力を使うということを意味します。

その場に本人がいなくても、他人が「あの人は●●ということを前に言っていたよ」というような形で話してもらえるようになれば、本人が何もしなくても評判やその人の人となりが伝達します。

こちらもある意味レバレッジが効いていますが、

弱点としては、悪い評判の方が広まるのが早いという点があります。

しかも、他人の言動なのでなかなかコントロールが難しいというのもやっかいです。

しかし、うまくハマれば自分の時間を投入したときよりもかなり強力な力になるはずです。

以上から考えると、基本路線としては、①や②をメインで考えるのが良いのではないか、と私は考えています。

特に、近年は②が個人でもかなりやりやすくなった時代ですから、こちらに注力するのが良いかもしれません。

これによって、コミュニケーションの量を稼ぐことができれば、「ゆるい関係性」が上手く維持され、社会資本が蓄積されることになるでしょう。

もちろん、そんなものそもそもいるの?と思う人はいるかもしれません。

友達は3人いれば十分という話もあり、それは私も確かに共感するところではありますが、

しかし、それは他人と関わるために使う時間よりも自分のための時間をまずは確保した方が良いという意味合いの方が強いと私は考えています。

そのため、いざというときのための「ゆるい関係性」の社会資本はなるべく平素から蓄積することができるようにしておくことが推奨されると思っています。

そして、その「ゆるい関係性」の蓄積ですらある程度時間を投入する必要があるとしたならば、

それをなるべく節約できるようにどういう方法があり得るのか、考えてみるのが良いのではないでしょうか。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
投資歴7年。タロット占い鑑定歴12年。
都内在住、マッチングアプリ上位0.X%の人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
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ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
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INTJ型女性による皆既日食への歩み
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