ポケットモンスターというゲームにおいて
クレセリア
というポケモンがいます。
見た目の通り三日月をモチーフにしたポケモンで、その耐久の強さが有名です。
クレセリア:
トップクラスの耐久が特徴の単エスパー。耐性は微妙だが弱点に高威力の技が少ない。
高速再生や積み技も備えており、数値受けからの要塞化で相手をじりじり追い詰めるのが得意。
https://latest.pokewiki.net/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%A2
そのスペックの高さから耐久をしつつ、嫌らしい変化技や積み技を繰り出す技構成で相手を追い詰めることができるポケモンです。
ポケモンの中でも最難関と言われるバトルファクトリーという施設(通称:金ネジキ)で時折出てきてしまう害悪ポケモンとしても有名です。
金ネジキ攻略勢はこのポケモンが相手に出てこないことを祈っているようです。
↓以下の動画でその強さを拝むことができます。
例えば、
持ち物:ラムのみ
技構成:サイコキネシス どくどく かげぶんしん つきのひかり
によって、
①「かげぶんしん」によって相手からの攻撃の回避率を鬼のように上げつつ、
②「どくどく」で相手のポケモンの体力をじりじりと削り、
③体力が減ってきたら「つきのひかり」で回復
④上記をしつつ、時折「サイコキネシス」で攻撃
ができる上に、
⑤「ラムのみ」で状態異常(ねむり等)も1回は回避する
ことが可能で、①②の積み技や変化技を行っている間にはその鬼のような耐久の高さによってその場に居座り続けることが可能です。
まさに冒頭の説明にあるとおり、「要塞化から相手をじりじりと追い詰める」という戦法が可能です。
このように鬼耐久があると、積み技を使いこなしやすくなることがよくわかりますね。
↑でも述べた通り、「積み技」を使用することのデメリットはその間攻撃ができないことから、積んでいる間に相手に倒されてしまうリスクがあります。
しかし、耐久が鬼のように高い場合、たくさん積みまくっていて、その間に攻撃をたくさん受けていても瀕死のダメージまで喰らわなくなります。
したがって、耐久性が低い場合よりもより多くの「積み技」を使用してしまうことすら可能になります。
こうすることによって、ギリギリまで耐え抜いた末に逆転で勝つことが可能になります。
そのため、「積み技」の弱点である、「積んでいる間に倒されてしまう」問題がどうしても気になってしまう人は、積み技を使う前にまず耐久性に多くのステータスを振ることが重要になるかもしれません。
人間で言うと、この耐久性へのステータス振りはわかりやすい場合で「貯金」になることが多いでしょう。
貯金をすることによってある程度金融資産を貯めることができれば、
「あと○年間は無収入でも大丈夫!」
という状態になるため、人生の次のステージにステップアップするための「積み技」を使用している間に生活苦によって餓死してしまうというリスクを抑えることができます。
もちろん、耐久性のみをいつまでも強化することのみには意味はないので、金融資産ばかりを貯めてそのステータスを増やすばかりでは人生の質は変わりません。
あくまでも、耐久性を強化することは「倒されてしまうリスク」を極限まで下げることにあるわけです。
自分自身で納得できる辺りまでは耐久性にステータスを振っておいて、その後は「積み技」を積むことに集中できるようになるとバランスの良い戦略になるのではないでしょうか?
そうすることによって、攻撃してもなかなか倒れずにその間どんどん「積み技」で恐ろしく強化されていくクレセリアのように極めて堅実に人生を攻略していくことが可能になるのではないか、と考えています。