私は常日頃から片付け習慣を得ることを意識しています。
これを意識すればするほど思うのですが、
意味もなく机の上に長年存在してしまっている物というのがある場合があります。
例えば、あなたの机の上にまだ手をかけていない封筒などの郵便物があったりしませんか?
正直、完全に不要だと考えている郵便物だったらそのままゴミ箱やシュレッダー行きになると思うんです。
しかし、そうではない、ちょっと興味があるけれどもなんだかんだで手が出せなかった物とかの場合もあったりします。
ネガティブな物だと督促状とかがそうですよね。
もっとポジティブな文脈だと外国語の教材などの場合もあるかもしれないです。
もう大分前にやるべきだったのに、なかなか手が付けられずに放置されているが、しかし、無視するわけにもいかない物です。
これらは心のどこかで
「いつかやりたい」
「そのうちやりたい」
「そのうちやらなければいけないよなあ」
と思いながらなんだかんだで手を付けられていない物なのですよね。
対処法としては、早くこのようなタスクに手を付けるか、完全に諦めて捨てるかのどちらかになると思います。
そして、普段からあまり片づけを意識していない人だとそもそも部屋の中に物が多すぎてこのような物が存在していることすら気づかない場合があります。
部屋の片隅に放置されていた重い本をふと上げてみると、
「あれ、こんなところに封筒が??????」
みたいなことになりやすいので、重い本をどかさないとそもそもそんな自分のタスクが存在していたことにすら気づけないのです。
そう、自分のタスクだったはずのものがいつの間にか忘れられてしまうのですよね。
督促状の場合は早く支払いを済ませる
外国語教材の場合はその教材を使用して勉強をする
というのが自分の具体的なタスクだった、
しかし、いつの間にかそんなことを忘れてしまった、ということですね。
このように、部屋の中を片付ける習慣がついていない人は、自分に課せられていたタスクをどうしても忘れてしまいがちなのですね。
いわゆる、優秀な人は机の上が綺麗な傾向にあるらしいですが、これはクリエイティブな仕事を除くと、世の中にあるほとんどの仕事というのはたくさんあるタスクを処理し続ける事務処理能力が同時に問われることになるからだと思います。
適切に事務処理をし続けることができるからこそ、物が溜まっていかず、適切なタイミングで他の人が気づかないポイントなどに気付いて処理を行うことも可能なのです。
このような処理を行う対象の中には、タイムマネジメントの観点からは、
重要かつ緊急である第一領域の仕事
と
重要だが緊急ではない第二領域の仕事
が紛れ込んでいると思います。
時折、重要ではない仕事である第三領域や第四領域の仕事があったりしますが、第三領域や第四領域はさっさと捨てるのがおススメです。
片付け習慣というのは、この中で言うと重要だが緊急ではない第二領域の仕事に該当するでしょう。
しばらく放置していても、なんだかんだで仕事は一応できますし、生きていくことも可能です。
しかし、上記に述べたように片づけを行わなかったことによる弊害というのも存在し、それが人生に大きな影響を与えることになるのです。
そして、片づけをしていくと、
「忘れられかけていた第二領域の仕事」
が発掘される場合があるわけですね。
外国語教材が典型的でしょう。
家の中に外国語教材が存在するということは、「外国語を勉強しよう」と過去のどこかの時点であなたがそう思ったからですよね。
何かのきっかけで片づけをしなければその存在を本当に忘れてしまう場合もあります。
このように、片付け習慣というのは第二領域の仕事を忘れない、忘れられかけた第二領域の仕事を思い出させてくれる重要な習慣でもあるのです。