世の中には、
「たった少しでも損はしたくない!」
「絶対損したくない!」
と考えている人が思いのほか多いようです。
例えば、
投資アレルギー
などがある人は、
「投資はギャンブルだからやらない!」
と主張することが多いですし、
「ちょっとでも損する可能性があるならばやりたくない。定期預金にする」
という感覚の人が多いようです。
実際、
株式市場における暴落
が来ると、どんどん
「もう投資は辞めた」
という人が増えて来るそうです。
一般的には、長期で投資をする場合には、
「急に-10%が起こることは十分にあり得る」
のですが、
「たった1%でも損はしたくない!」
という強い気持ちを持っている人の場合、
ブラックマンデーレベルの暴落が急に来た瞬間に退場してしまうようです。
新NISAを薦められても
「やりたくない」
「やる気はない」
という人の中には、
「たった1%でも損するのが怖い」
という心理があるようです。
これは、何年も投資をしている人にとっては非常に意外なことかもしれませんが、
実際には、このような人の方が多数派であるからこそ、
ちょっとした暴落が来た程度では、投資を辞めないという姿勢を貫いている人が利益を得られるのでしょう。
世の中には、
積極的に適正リスクを取る人
と
リスクは絶対に取りたくない人
とで大きく分けられており、
後者の方が数が多いです。
しかし、長期的に見て、より多くの利益を得る可能性が高いのは前者のような人の方でしょう。
ちょっとした損を受け入れるか
それともちょっとでも損は受け入れられないのか
このような姿勢の違いが命運を分けるのですね。