「自分(や自分の家族)が生きていくためには嫌なことがあったとしても我慢して働かなくてはいけないんだ」
と思っている人が自分の人生を楽しむのはかなり難しいでしょう。
これは、
「仕方なく労働をしている」
「意に反した労働も仕方なく受け入れている」
からですね。
例えば、通勤やその他諸々も含めて、なんだかんだで、一日10時間以上事実上勤め先における労働に時間を取られてしまっている、拘束されてしまっている人もいるでしょう。
しかも、その労働というのは自分がやりたいことではなく、お金のために自分の寿命を削ってやっているわけです。
本来ならば自分自身の人生を謳歌するために自分の寿命を使いたいはずなのに、
「お金のため」
「生活のため」
「家族のため」
という理由のために自らの寿命を切り捨てているわけですね。
本来ならば
自分がやりたい仕事=今やっている仕事
であることが望ましいのですが、
なかなかそこまで恵まれている人は多くはありません。
しかし生きていくために頑張ってお金を手に入れる必要があるという状況に陥っている人にとっては、取りあえずお金を手に入れることを他の事柄よりも優先的に考えざるを得ないところがどうしてもあります。
そのような方向性で、まずは、努力を日々重ねている方も居ると思います。
これがいわゆる「普通」の人です。
でも、本当は、
綺麗事と言われればそれまでですが、
「お金のことを気にせずに生きていければいいのに」
と正直思っている人もいると思われます。
そういう人にはやはり、まずは、経済的自由を目指すことをオススメします。
わざわざ労働しなくても生活していくことができるという状態はあらゆる苦痛を解決してくれます。
経済的自由を目指すことの効用は様々あるのですが、
一番大きいのは、
「お金のために○○しなきゃ!」
という意思決定をすることがなくなってくる点です。
経済的自由の達成度が高まるとお金の優先順位がどんどん下がっていく、ということですね。
「お金のために、この仕事はなんとしてでもしなくてはいけない」
だとか、
「お金のために、今日は大変だけど休息を取るのは辞めよう。這ってでも勤務先には出勤しなくては。」
だとか、
「年収を考えると、労働時間が長くてもこの転職先じゃないと厳しい」
といった発想がどんどんなくなってきます。
そして、
「お金以外に私が本当に手に入れたい物、求めている物は何だろう???」
と自然と考えることができるようになります。
それは、健康かもしれませんし、時間かもしれませんし、良質な人間関係かもしれませんし、自分自身がプロフェッショナルになる、何者かになる事かもしれません。
働かなくても生活が回るのですから、当然、お金のために無理する必要がなくなってくるわけで、それ以外の事柄に自然と関心が移っていきますね。
また、勤め人の場合は、解雇されたり、リストラされるのが全く怖くなくなります。
これには、
「自分の評価権者の目を気にしなくても済む」
という絶大なメリットがあります。
勤め人の人に多いのですが、何故か
「上司の言うことは取りあえず全部まともに聞かなくてはいけない」
という固定観念を持っている方が居たりします。
しかし、解雇リスクが極小化してしまえば、上司の言うこと(しかも意味不明なこと)をまともに聞くメリットがほとんどなくなります。
聞くに値するような内容ならば素直に聞くべきですが、
もし、そうではないのであれば「考慮するに値しない意見」でしかないので、相手にするだけ単純に時間がもったいないです。
解雇リスクを気にしている人はそのような状況でもなかなか強い態度を示すことができなかったりしますが、
一方で、そのようなリスクが顕在化しても大して困らない人にとっては全然話が違います。
他の人にはとれないリスクを取ることができるので自然と一歩抜きんでた人材になることが可能です。
したがって、経済的自由という土台があるだけで、あたかも普通の人にはとてもではないが真似できない才能のようにも見える力を発揮することが可能になるのです。
人生における土台作りとしての経済的自由は、構築するのに時間がかかるかもしれませんが、しかし、達成した場合の効果が上記の通り高いですので是非目指すことをオススメします。
達成までの必要期間は人によって異なりますが、ポイントは手取り貯蓄率になります↑
「普通」の人というのは、経済的自由を手に入れていないため、どうしても意識的にあるいは無意識的にお金の優先順位を高めに設定しています。
いわゆる、「普通」では無い人、独創的な人、個性的な人、キャラが立っている人、余人をもって変えがたい人、というのはお金の優先順位がそもそも「普通」の人とは違う、ということを知っておくことは重要でしょう。
「普通」のまま自分の人生が終わってしまっても構わないと考えている人は、今日までの自分の行動を何一つ変えたり、改める必要がありません。
しかし、もし、「普通」の人生から脱したいと考えている場合、1種の人生の土台としての経済的自由の達成を目指してみることが良いでしょう。
達成までの間に様々な試行錯誤があるかもしれませんが、それを行う度に自分の人生が少しずつであれ前進していることをきっと実感できるでしょう。