「時間が全然足りない……!」
とか
「一日が36時間ぐらいあったらいいのに」
などといったことをついつい考えることがあると思います。
しかし、物理的に1日を24時間よりもさらに延長することはできないため、
必要のないことに時間をかけてしまうことをまずやめる
といった選択・決断が重要になってきます。
そうなってくると、
「何が、自分にとって不必要な時間なのか?」
といったことを自分の現状から見直したうえで精査する必要があるのですが、
正直、
貯金で使用する家計簿と異なり、効率的に現状の時間の配分を手間なく把握することは難しいので、
自分がなるべくかけたくない時間の分野
というジャンル選定を行ってそこから見直しをする
といった試みが重要になってくると思われます。
そして、多くの人が最初にに見直すべきポイントは、
家事に使う時間
と
移動時間
になると考えられます。
ついつい
やりたいことがあるから、睡眠時間を削ってでも、、、、
などと考えがちですが、
そこは我慢して、
家事に使う時間
と
移動時間
にメスを入れるべきでしょう。
家事に関しては、
料理や掃除といったジャンルにさらに分けてそれぞれを見直すことになるでしょう。
例えば、料理などは自炊すればそれなりに時間がかかりますが、
その時間をカットするために物を購入する
という手段を使うことができますし、
掃除に関しても家事代行のサービスを使用することが可能です。
このような、いわゆる
「お金で時間を買う」
といった改善方法もありますし、
そもそもそれらに必要な時間をもカットしてしまうといった方法論もあり得ます。
極端な話をすると、
いわゆる、不食の人であれば、食事に関して時間はかからないという話になります。
また、忙しい人の場合は
「いつのまにか一日一食になってしまった」
とか
「忙しすぎて今週まだ何も食べていない(すでに金曜日)」
という人も存在しますが、
一日3食と比べると、一日1食になっただけで、単純計算で食事のために必要になる時間は激減することになります。
いつの間にか、そのようなライフスタイルが身についてしまってそのままになっている、だからあんまり食費もかからないし、食事に時間をかける必要もない、といった人も実は存在します。
また、食事の回数が減ると、歯磨きをするべきタイミングもその分減ります。
また、掃除に関しても、それに必要な時間そのものを減らす方法があります。
代表的なのは、
部屋の中の物を減らす
という方法論です。
掃除という行為は、基本的に、物を片付けた後にその場所を綺麗にする必要があるため、
物が多すぎると、前提としての片づけだけで時間を取られてしまい、掃除までなかなか辿り着くことが困難になります。
ルンバやブラーバを使用したことがある人は、
「ルンバが動きやすくなるために床に物を置かなくなった」
という感想を漏らしますが、
これは、端的に掃除の前提として片づけがとても重要になるということを示していると言えるでしょう。
また、家事代行を使用する場合でも、
部屋が普段から片付いていると、家事代行の方にスムーズにお願いすることが可能になります。
そして、このような片付けに時間を取られないようにするために、
普段から部屋の中にたくさん物を置きすぎない
ということが重要になります。
このように、細かいことでも工夫をしていくと、全体としての家事に必要な時間はどんどん減っていくことになるでしょう。
また、移動時間についても、
職場の近くに住む
といった方法や
タクシーを使う
といった方法によって、
移動に必要な時間をなるべく短くする
こともできますし、
リモートワークのように、
そもそも、移動時間を0にしてしまう方法もあります。
このように、なるべく削減したい時間のジャンルを特定して、
それに対する対応策を少しずつ考えていくことによって
時間不足解消の一手になることでしょう。