【第741号】「毎日日記を書き続ける」と決めた人が持つ強み

意思決定基準
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ネットなどで探してみると、

習慣にしてみたい事柄として、

「毎日日記をつけること」

というのは多くの場合上位に位置しています。

それほど、日記をつけるということそのものに対する関心があるのかもしれません。

紙媒体でも5年日記など長めに日記を書くことを想定したグッズも売られています。

とはいえ、

「習慣にしてみたい」

というフレーズからも察しが付く通り、

毎日日記を書き続けることについて続けられず、挫折してしまったり、三日坊主で終わってしまうことも多いようです。

そのような人が多い一方で、

「自分は日記を毎日書き続けると決めた」

と自信満々に宣言をして、実際に継続をすることができている人も中には存在します。

彼らは何故実際に毎日日記を書き続けることができるのでしょうか?

これについては色々な理由が思い浮かびます。

そもそも、毎日日記を書き続けることができるなどと宣言できるほど自信があるようだから当然続けられるのだろう……

とか

周りの人に宣言した以上は安易に引き返せなくなるという効果を利用しているのだろう……

とか、ですね。

しかし、このような理由以上に、

「毎日日記を書き続ける」と決めることそのものによる効果が効いているのだと私自身感じることがあります。

具体的には、

決断コストが削減される

という効果があります。

これは、どういうことかというと、

そもそも、何かやるべきと考えていた物事を続けられなかった時のことを思い返してみるとわかりやすいと思います。

「○○をやろうと思ったけど、今日はあんまり時間ないな……」

とか

「今日は疲れたから、○○やるのキツイな……」

とか

何かしら続けられなさそうな事情が障害となって目の前に現れた際に、

それでもやるのか?

or

だからやらないのか?

という決断をすることになります。

そして、その決断の結果によって、

継続できるか、あるいは継続できないのかが決まるわけですが、

そもそも、

それでもやるのか?

or

だからやらないのか?

などといった、

決断そのものに人間は疲れてしまうのです。

やるのか、やらないのか、を迷ってしまう……

そういった状態の時、多くの人の頭の中ではモヤモヤと葛藤が渦巻いています。

今やらないとまずい? いや、でも今やらないと後でやるような気もしないし……

などといったことを考えて悶々としてしまうのです。

このようなことをやっていると、悩んでいることそのものに対して、時間を使ってしまいますし、さらに疲れてしまうのです。

このようなプロセスを経て、

「○○をやろうと思ったけど、今日はあんまり時間ないな……」

とか

「今日は疲れたから、○○やるのキツイな……」

といった

やらない理由の方がどんどん増えていくことになります。

そして、ついには、

だからやらない

という消極的な結論に落ち着き、挫折することになります。

このような挫折のプロセスを経験したことありませんか?

その一方で、

「毎日日記を書き続ける」と決めた人の場合、上記の決断のプロセスがすべてカットされ、

最初から、

それでもやる

の一択となるのです。

そもそも、選択の余地がありません。

これによって、

悩む時間

悩んでいることによる疲労

の部分はかなり削減されることになります。

そして、

それでもやる

として、日記を書き始めた瞬間作業興奮によってその続きの文章も結果的に出力できるようになる

という過程を経て、

「このぐらいの障害ならば全然問題はない」

という学習をすることになるのです。

このような学習によって多少の困難があっても自分は日記を続けられるという自信を生み出し、

「自分は日記を毎日書き続けると決めた」

などと自信満々に宣言する人が誕生するのでしょう。

このように、

「毎日日記を書き続ける」と決めた人は決断コストの削減を行えるという強みを持っているのです。

もちろん、これは日記に限った話ではありません。

例えば、勉強に関しても、毎日やると決めている人と余裕があれば頑張ろうと考えている人とでは大きな差が出ます。

それは、

今日は勉強するべきか?しないべきか?

などといった悩みや決断コストと無縁になるからです。

ちなみに、

「自分は日記を毎日書き続けると決めた」

と宣言している人の多くは、

日記を書く媒体、タイミング、場所

などについても、かなり細かく決めている人も多いです。

そして、このような具体的な方法論について細かいルールを定めれば定めるほど、

「今日はどうやって書こうか、紙にするのか、スマホにするのか」

「今日はどこで書こうか、自宅で書くのか、通勤中に書くのか、オフィスで書くのか」

「今日はいつ書こうか、起きた瞬間か、仕事を始める直前か、仕事を終えた直後か、寝る直前か、思いついたらすぐに書くのか」

といった細かいことについてもいちいち悩む時間が減るため、どんどん日記を書くために必要なコストというのが下がっていきます。

何らかの習慣を安定的に続けるためには、習慣を続けるためのコストをどんどん削減していく必要があります。

そのため、

「毎日日記を書き続ける」と決めた人は決めてない人に比べて決断コストを削減することができているという強みを持っている、それゆえに続けられるということになるでしょう。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
手取り月収貯蓄率90%overを達成。
ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
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