コンフォートゾーンから抜けだし、新しいことに挑戦するための資源を整える

システム構築
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人は安心・安全と刺激の両方を求める生き物らしいです。

一定の努力によってまずは安心・安全・安定の状態を創り出したくなりますが、その状態が常態化すると新たな刺激を求め始めるようです。

例えば、勤め先などにおいて就職をして始めの何年間かは初めてやる仕事に対して刺激を感じてワクワクしながらスポンジのように知識を吸収しますが、慣れてきてどんどん先が読めるようになってくると飽き始めてきて「そろそろ転職かな」などと考え始めるようです。

また、私のように何年か同じ賃貸物件に居住していると、最初は新しい居住先にワクワクしているのですが、段々「飽きてきたのでそろそろ引っ越しをしても良いのではないか」などと考え始めます。

恋愛感情なども賞味期限があるようで、一般的には3年間ぐらいで新しい相手を探してもおかしくはないようです。恋人も恋愛感情の対象というよりは家族の一人のような位置づけに変わるというパターンもあるようです。

このように、安定した状況から抜け出して新しい刺激を受けたいという風に人間は思いやすいようですが、実際に新しい刺激を受けてその人は実際に変わるためには大きなハードルがあるというのもまた一方ではあります。

コンフォートゾーンと言う言葉があります。

ンフォートゾーン(英語:Comfort zone)とは、「快適な空間」を意味する語である。心理学などでは、ストレス不安が無く、限りなく落ち着いた精神状態でいられる場所を指す。また、天文学の世界では、生命が存在する可能性があるハビタブルゾーンの別名である。建設業界でも快適性評価に関連して使用されることがある。

ソーシャルワークの研究家ブレネー・ブラウンは、「私たちの不安、欠乏、および心の傷つきが最小限に抑えられている場合 - 私たちが十分な愛、食べ物、能力、時間、賞賛を得ることができると信じられる場所。そういったものが整えられている場所の事である」と説明している

ということのようです(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)。

このような快適な空間から出ないと新しい刺激を受けてさらなる成長をすることもできないということでもあります。

そして、このコンフォートゾーンから抜け出すことについてですが、私の体感としてもかなり大きな資源、リソース、その中でも特に気力、エネルギーが必要になります。

具体的に言うと、まずは賃貸物件の例がそうです。

私は常に自分にとってもっとも良い住まい、間取り、立地を求めて、賃貸物件を調べており、良さそうな物件があれば内見をしに行くようにしています。

このように書くとかなりさらっと「あ、なんか週末に内見行っているのかな」などと見ている側からすると思うだけだと思いますが、実際はかなり資源、その中でも体力気力を使っています。

体感で言うと、HP100が休日(土曜、日曜)のために用意されているとすると、賃貸物件の内見に1件行くという行動を起こすだけでHP45ぐらいが削られます。この時点で休日に何かをするための残りのエネルギーがHP55ぐらいになります。

ここまで削られるのはおそらく2つぐらい要因があります。

まず、1つ目として、賃貸物件を探す際にはなるべく私が行ったことのない場所に行くため、全く知らない土地に立ち入らないと行けないというのがあります。

行ったことがないわけですから、電車を使ってその駅に行くまでも大変です。最近はグーグルマップという便利なアプリがあるので、まだマシなのかもしれませんが、それでも駅構内でどの方向に進めばどの電車に乗ることができるのか、といったことはわからず行ってみないとわからないところがあります。

したがって、駅構内においてもまずは何番線に向かうべきなのかということを考え始めますし、電車に乗った後も「本当にこの路線で大丈夫なのか」「あと何分後に降りれば良いのか」というのをいちいち考える必要があり、これを考えるだけでいちいちエネルギーを使います。

駅を降りた後もこの方向で良いのか、ということをいちいち考えて目的地に行くわけですから、もはや目的地に行くまでにかなりエネルギーを使用しているわけです。

しかも、観光地と違って、行ったら確実に楽しいことがあるという保証があるわけでもない、というのも難しいところです。

下手をすると、行ってみたはよいものの、資源としての時間とお金(交通費)とエネルギーを使用しただけで終わってしまった、ということもあり得るわけです。

このように、投下資本分が無駄に終わってしまう可能性がそれなりにある、リスクのある行為でもあります。単純に遊びに行く旅行に行くというのともまた違うのだと思います。

もう一つの疲れやすい要因というのは、内見に行くたびに新しい担当の人に挨拶をしなければならない、コミュニケーションを取る必要があるという点です。

正直に言うと、これだけでもかなり疲れます。

新規でお会いした方に自分が何故今日ここに来たのか説明しなければいけないですし、その他諸々のコミュニケーションをとってからやっと内見に行ったりとかするわけです。

しかも、内見に行った場合何らかのリアクションを取ることも当然必要になるわけで、「これ微妙だったな」と思った時にそれをどのように担当の方に伝えるのか、という点も微妙に気を遣ったり、言葉を選んだりするわけでこれも微妙に疲れます。

このような主に2要因でかなりエネルギーを消耗します。

これだけのエネルギーを消耗しても、私の中ではしっかりと色んな物件を今のうちに見ておきたい、という気持ちがあるため、高い交通費等がかかったとしても行くようにはしています。

このようにエネルギーを使った後は、当然休息が必要になるため、その後はすぐに家に直行して睡眠を取るように心がけています。

HPが削られたところから、何とか月曜日までに回復を図らないといけない訳です。

もともと、勤め人にとって土曜日、日曜日などを始めとした休日の時間というのは月曜日から金曜日までの労働によって削られたエネルギーを回復させるために与えられているという制度設計に基本的にはなっているので、私のように新しい刺激のためにエネルギーをさらに消耗させることは想定しておらず、おとなしくエネルギーを大幅に消耗することのない、旅行や遊びに行って確実に楽しんできたりすることが求められています。

逆に言うと、何も考えていない場合、この制度設計に従うことになるので、休日に平日の労働によって疲れた身体を癒やす必要があることから、大抵の人は平日の労働がつまらなくなって飽きてしまったりしても、休日になった瞬間にエネルギーがもともと少ないために、コンフォートゾーンにある遊び方として慣れたお店にふらふら行くだとか、youtubeをなんとなく見てしまうとかそういった休息の取り方をしがちです。

このような時間の使い方をしていると、なんだか最近刺激が無くてつまらないなと思いつつも、しかし、休日はやるべきこと(労働)のためにエネルギーを回復させないと行けないという罠にはまってしまい、いつまで経っても人生を変えることができないという事になると思います。

私は人生を変えるためには、特に勤め人の場合は、この休日における時間を始めとしたエネルギー、資源の使い方を見直す必要があると考えています。

単純に考えれば、一年間に週末は52回ほど訪れるわけです。しかも、土日も合わせれば一週間のうち約3割を占めるのが休日です。

しかし、3割もあるにもかかわらず何故か休日が一瞬で過ぎ去ってしまう気がするというのが多くの人の感覚では無いでしょうか。

よく見ると、この3割の資源を上手く使用することによって新しい刺激を受け、コンフォートゾーンから脱することが可能であるということは理屈の上で分かるはずです。

その上で、①資源を用いてそもそも何をするのか

どのぐらいの資源を使用するにとどめておけば安定的な状況、例えば月曜日になっても疲れがたまりすぎて勤め先に行けないという事態を避けることができるのか、

の2点を考える必要が出てきます。

①は常日頃から自分の人生の構想などに関係することとして時間を取って考える必要がありますし、②についても事前に分からない点が多いので試行錯誤しつつこのぐらいの行動量だったら日常生活や勤め人生活に支障が出ないな、などということを経験によって調べる必要があります。

私の場合は、休日が土曜日、日曜日で2日間連続であった場合、最近は内見に行く日は1日のみにとどめるようにしています。何故なら、2日間フルで行くとかなり消耗してしまい、他の活動ができなくなるためです。

このようにコンフォートゾーンから抜け出すための資源がどれほど確保できているのかを認識しつつ、それをギャンブルに参加するがごとく、バンクロール管理をしつつ、資本投下するという考え方を取ることができるようになることがまずは重要になってくると思います。

具体的に言うと、ギャンブルに参加する為にはまずは手持ちのギャンブルに使用できる資金をそもそも用意しなければいけないわけですが、これにおいて「持ち金●●円」という認識をもってギャンブルに参加するように、休日において新しい挑戦をするための資源も今どのぐらい余力があるのかという点を認識しながら踏み込む必要があると言うことです。

お金と違って、時間やエネルギーの余力はなかなか目に見えないところもあるため意識していない人もいるようですが、これを認識するだけで色々と行動を変えることができるのではないか、と考えています。

美紀のプロフィール
夢見がちな社会不適合者
mikimiki

社会人6年目かつ会社経営者(法人4期目)。
都内在住、マッチングアプリ上位0.0X%(上位3桁)の超人気女性会員。
フォーチュンレディ (Fortune Lady:幸運な女性)

かつて不登校になり片っ端から出席点を落としまくる。高校生の頃は家出経験も。
経済的自由のため、新卒で年収1000万円overのトップファームへ。
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ビジネスでは、ファーム内で全パートナー分を凌駕する新規顧客獲得の営業実績を持つ。
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