持ち家?賃貸?
どっちがいいのか論争は常につきません。
答えは人によると思いますし、私自身はどちらでも良いと考えています。
私がこのブログにおいて「やっぱり、賃貸でしょ!」と言っていたとしても、
数日後に「状況が変わったので、やっぱり持ち家の方がいいと思います。」
と言い出す可能性は十分にあります。
持ち家、賃貸どちらがいいのか?
これらは永遠のテーマでしょう。
しかし、それより重要なのは常日頃から自分の人生を考えてより良い住まいがないか常に考えることです。
不動産、物件に関する知識や自分の価値観を磨くことは一種の「教養」です。
住まいは人生において、もっとも重要な要因のうちの一つ
「衣食住」という言葉もあるとおり、住む場所というのはとても重要です。
「衣」については微妙と思っている人も増えてきているようですが、
「食」「住」が重要であることは、多くの人が認めるところだと思います。
特に、節約の話題で出てくる固定費の王様である「住」については経済的自由、FIRE、セミリタイア、配当金生活の達成においてもかなり重要なファクターです。
『年収は住むところで決まる』という本もあるくらいですから、住む場所は人生を左右します。
また、人生を変えるためには「住まいを変えることが重要だ!」という話もあるくらいです。
また、年収がある程度あるからといってむやみに都心3区などの高額家賃の物件に住んでしまうと、「家賃を払うために労働している」という悲しい状況になりがちです。
特に今まで何も考えていなかった人が、残業代で年収の底上げができたからと言って、融資限度額ぎりぎりまで使って住宅ローンを組んでしまうと後で大変な目に遭います。
運が悪ければマイホームを失ったあげく自己破産コースもあり得ます。
そこまで行かなくても人生における選択肢を大幅に減らします。
住宅ローンを払うために残りの人生(=あなたの寿命)を削ることになるので、
一念発起して、
「●●がやりたくなってきた!」
と思っても、
「でも、住宅ローンがあるから後数十年は、この勤め先で労働しないといけないし・・・・・・」
と思って諦めざるをを得ないというパターンが見られます。
これは非常にもったいないです。
本当にその物件を購入するべきなのか、相場感覚を磨いて適当な雰囲気で判断しないことが重要です。
また、賃貸で暮らしている人であっても、同様に常日頃から住む場所について相場を調べることは重要です。
当たり前ですが、引っ越しするためには高額の初期費用がかかります。
できることならば、引っ越しの回数は抑えておきたいでしょう。
しかし、いきなり見知らぬ土地に転勤、転職で行かなくてはならないとなれば、適当な不動産の仲介業者さんに
「あなたの年収ならば、●●万円クラスに住めますよ! 他の人は住んでいますよ!」
と言われただけで
「そんなものかな」
と思ってしまい、自分にとって何が大事なのか考える間もなく、なんとなく契約しがちです。
もちろん、なんとなく契約しても直ちに悪いことは生じないことも多いでしょう。
一般的に、条件の良い物件は、家賃もそれに応じて高額になっているのですから、家賃がそこそこ高めのところであっても、それさえ納得できるのであれば、そんなに悪いところに案内はされないと思います。
「あなたのご希望の家賃では、物件のスペックはこの辺りですね。もう少し上げればこんないい物件があるのでこちらでいかがでしょうか?」
と綺麗な写真とともに提案されて、それならまあいいか、となった人も多いのではないでしょうか?
事前に何も準備ができていなければ、雑な判断をせざるを得なくなります。
普段から、
「●●はないといけない」
という部分と
「▲▲はあってもいいけど、なくてもいいかな」
という部分を明確にしておくだけで、雑な判断をしなくなります。
普段から自分の中で住まいに関する価値観を見直しておくことも重要になるのです。
不動産、物件に関する知識や自分の価値観を磨くことは「教養」です
人生を左右しかねないのが住まいの選択です。
自分にとって、賃貸がいいのか、持ち家がいいのか、予め考えておくことが重要になるでしょう。
その前提として、あなたが不動産業界に勤める人がどうか、不動産投資を行うかどうかに関わらず、不動産、物件に関する知識は常に勉強しておくことが重要です。
加えて、自分がどんなライフスタイルを選択し、どんな人生を送りたいのか、常に考えて自分の価値観を明確にすることが重要です。
そうすれば、物件の購入や、賃貸物件への引っ越しの際に納得のいく判断ができるでしょう。
そこまでしっかり考えることができれば、
私のように「あなたの年収ならば、家賃20万円以上も余裕ですよ!」
と言われても、
「いえ、そういうのはいいです。それよりも●●の条件が重要です。」
と明確に答えることができるようになります。
このように、不動産、物件に関する知識や自分の価値観を磨くことは「教養」です。
自己投資で何をするべきか、という質問に対しては、英語などの一般的な回答に加えて不動産の知識を高めることも入れていいと思います。