現代社会はストレス社会とも言われますね。
様々な「問題」が目の前に出てきて色々と気になって仕方がなくなってしまう人もいるのではないでしょうか?
「まだあのメールを返信していない」
「あの人みたいに小顔じゃない」
「あの人みたいにテストで良い点数が取れない」
などと言ったように、探そうと思えば、自らの欠点や問題点を探すことは容易です。
また、
「もしかしてあの人に嫌われた?」
などといった人間関係に関する悩みもつきものでしょう。
しかし、これらの「問題」の中には、
重要な問題
もあれば
特に重要ではない問題
も存在しています。
そして、
実はそこまで重要ではないのにもかかわらず「重要な問題だ」と強く認識してしまっている場合があったりします。
例えば、好きな人との関係に悩んでいる人がいるとしましょう。
「あの人にもしかしたら嫌われてしまったのだろうか?」
と気になってしまって悶々としてしまうこともあるでしょう。
しかし、よくよく考えてみると、
「あの人との関係を満足いく状態まで改善することにどこまでの意味があるのだろうか?」
と考えることもあるはずです。
確かに、その対象となる相手が唯一無二の存在である可能性は存在しますが、
大抵の場合は、その人以外の人との関係を改善することに注力した方が総合的に幸せになれる可能性があります。
「あの人に嫌われている」
という問題が実はさほど重要ではなく、放置しても実はよい場合というのがあります。
この場合、「問題」を解決するために努力することが最良の対策ではなく、
「いちいち気にしない」
ということが最良の行動である場合もあるのです。
学校や勤め先における関係など、小さなコミュニティーに所属しているとこのようなことがいちいち気になってしまうかもしれません。
しかし、それ以外のコミュニティーにさっさと移動した方が結果的に話が早い場合も存在するのです。
目の前に出てきた問題を見ると、真面目な人ほど、
「何とかして解決しなければならない」
と考えてしまいがちですが、
解決することにはコストがつきものです。
それが本当に解決しなければならない重要な問題なのか、そうではない問題なのか見極める目を養うことが重要です。
そして、重要ではない問題だと判断したら、
「いちいち気にしない」
が最良の判断となることでしょう。