あなたがパソコンを使っていたり、スマホを使っていると、時折、
クリックミス
をすることはありませんか?
あるいは、
踏みたくもない広告をクリックしてしまって勝手に新しいページが開かれてしまってめんどくさいと感じたこと
などもありませんか?
こんな感じで、
「別に意図していたわけではないけれども、クリックしてしまった、起動させてしまった」
ということは誰しも経験があると思います。
ふとした拍子に何かのトリガーを引いてしまって、何らかの結果が生じてしまうことはありますよね。
特に、
「○○.exe」
のような拡張子を持つ、実行ファイルを間違って開いてしまった場合、
勝手に画面が暗転してしまって、思うように操作ができなくなってしまったりと厄介なことになってしまいます。
めんどくさいですよね。
別に起動させたくもなかったのに、勝手に実行が始まってしまい、しばらくどうすることもできなくなってしまいます。
このように、本来やりたかったはずの操作がふとした拍子に邪魔されてしまうこともあるものです。
このような状態になってしまった時、
「やれやれ」
とか
「はぁ……やってしまったか」
と思いながらも、静かに正常な状態に戻るのを待つ人が大半でしょう。
あなたもそうではありませんか?
起動してしまったものは仕方がないので、処理が終わるのを待つしかないですよね?
厄介な事態ですが、実行されてしまったものは仕方がないので、そうするしかないのでしょう。
ところで、最近は
アンガーマネジメント
なるものが世間では流行っていますよね。
これは一言で言えば、どうしようもなく込みあがってきた怒りをそのまま部下などにぶつけることなく、セルフコントロールせよ、という内容ですね。
正直、
「怒りを感じたいと思っていたわけではないが、ついつい……」
と思っている人が大半なのだと思います。
このような状態になってしまうきっかけは色々とあるかもしれません。
とはいえ、特に男性に多いと感じるのが、
「予想外に、自分をないがしろにされた」
と感じる瞬間ではないでしょうか??
目の前の人の態度など、本人の想定と違った現実を目の前にしてしまうと、
まるで、意図せず、
脳内の「俺をバカにしやがって.exe」がクリックされてしまい、勝手に実行モードになってしまう
わけです。
このような状態になると、しばらくまともな処理が期待できなくなってしまいます。
一言で言えば、感情の暴走状態であり、
本人は良くないと思いつつも、「俺をバカにしやがって.exe」においてプログラミングされた内容が勝手に脳内で実行されてしまい、それに頭の中が呑まれてしまう
わけなので、とっても厄介なのですね。
このような状態になってしまった場合、やはり、
「やれやれ」
とか
「はぁ……やってしまったか」
と思いながらも、静かに正常な状態に戻るのを待つのが一番良いでしょう。
まるで、あなたがコンピュータにおける
「○○.exe」
の実行状態が終了するのを静かに待つように、
「俺をバカにしやがって.exe」
の挙動が大人しくなるのを待つ必要があるのです。
この際の、ポイントは、
「やれやれ」
とか
「はぁ……また、やってしまったか」
といった感じで、
まるで他人事のように、脳内の「俺をバカにしやがって.exe」の起動や挙動を一旦見つめることです。
自分の脳内で起こった感情の変化を客観的に見つめることなのです。
「もう一つの目」をもって、自分の脳内を認知するメタ認知ができることによって、ふと込みあがってきてしまった怒りなどの感情は大人しくなりやすいです。
どんな人の脳内にも、
「俺をバカにしやがって.exe」
のような厄介な実行ファイルは存在することでしょう。
削除できれば良いのですが、なぜかデフォルト設定などによって削除できなかったりします。
そして、意図せずそれが実行されてしまうこともあるものです。
しかし、あなたがコンピュータやスマホで経験済みのように、
ふとした拍子にそのような意図しなかった実行が行われてしまったとしても、私たちは上手く対処することは可能なのです。
まるで他人事のように、脳内の「俺をバカにしやがって.exe」の起動や挙動を一旦客観的に見つめること
がまずは重要なのです。