多くの人は、
「変わりたい」
という願望を持つ一方で、
「いや、でも、変わりたくはない」
という願望をも持っています。
後者の引力はかなり強力です。
頑張って前へ進もうとしても、
「いや、でも、」
とか
「今週はちょっと」
とか
「今年は微妙かもしれない」
とか
「来週から頑張ればいいような気がする」
などといった
それらしい言い訳
が次々に浮かんでは、
「変わりたい」
という願望をすりつぶし、
いつの間にか、
「変わりたい」
と感じた願望すら忘れて、元の木阿弥に戻ってしまうのですね。
そのため、
「変わりたい!」
と思ったその瞬間の勢いの強さというのは実はものすごく大事になってきます。
例えば、
「難易度が高いこの仕事をやってみない??」
といった誘いが来ると、多くの人は、
「やるか?」
それとも、
「やらないか?」
といった二択で迷います。
面白そうだけれども、でも大変そうだ、という感じで、迷ってしまい、
何も動かずにいると、
「やっぱりやめておこう」
という形で結局やらないといった顛末になりがちです。
しかし、
「取り敢えず、予定を入れてしまおう!」
と強制的に自分自身を投げ込むことによって、
なんとなく今までの人生とは違ったレールに乗っかり、そのままずっと遠くまで行くことができる、ということもあり得るのです。
損な些細なきっかけでも、人生が変わる大きなきっかけがつかめる場合があるのです。
あなたも
「やるか?」
「やらないか?」
と迷ってしまう時があるかもしれません。
しかし、
「やるか?」「やらないか?」その答えはやはり一つ、でしょう。
「取り敢えずやってみる」
これしかありません。
もちろん、無謀な行動をむやみやたらに推しているのではありません。
むしろ、多くの人は真面目なので、完全に無謀と呼べるような行動は初めから選択肢には入っていないでしょう。
「これをやったらもしかしたら○○となってしまうかもしれない」
といった程度の
漠然とした不安
があるからなかなか決断できないのであって、
その不安の程度は意外と高くはないことでしょう。
適正なリスクをしっかりととれるようになれば、この辺りの不安とも向き合いやすくなります。
そのためにも、まずは、
「挑戦してみる」
という経験値を積むことが重要です。
「やるか?」「やらないか?」その答えはやはり一つ。
「取り敢えずやってみる」
です。
この決断ができる人のみが人生を能動的に切り開くことが可能なのです。