ゲームのジャンルの中で
「放置ゲー」
と呼ばれるものがあります。
これは、本来ゲームというのは、手元において自ら操作して進行させるものであるという前提があるところ、
その前提を覆し、プレイヤーが操作することなく、自動で進行するためゲームの起動中に操作をする必要がないのです。
たとえば、キャラクターを成長させるために必要なアイテムを集めるために、自動的にアイテムが集めたりしてくれます。 また、放置している間に、キャラクターがレベルアップしたり、新しい装備を手に入れたりすることもあります。
https://app-best.jp/articles/game-description-automaticgame/#:~:text=%E6%94%BE%E7%BD%AE%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AF%E3%80%81%E8%87%AA%E5%8B%95%E3%81%A7%E9%80%B2%E8%A1%8C%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%AE,%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
通常ゲームをやるためには、
ゲームを操作するための時間
というものが要求されますが、
放置ゲーの場合はその時間が極限まで短縮されます。
「操作する必要がない」
というのが最大の特徴で、
何なら、ゲーム画面を見ない方が良いかもしれない、と思わせるタイプのゲームも存在します。
この場合、プレイヤーがやるべきこととしては、
放置している間に最大限のゲーム効率を出すために事前に設定を適切なものにしておくなどのシステム構築
の方が重要になってきます。
例えば、何らかのパーティーを放置することによって、そのパーティーが勝手に成長したり、勝手に敵を倒してくれるようなタイプの放置ゲーの場合には、
どのようなパーティーメンバーにするのか?
というのが非常に大事になってきます。
いわゆる1軍、2軍とよばれるように、通常、パーティーメンバーというのはたくさんの候補がいる中で厳選する必要があります。
「このパーティーならば放置している間に最大の成果を上げてくれるだろう」
と思われるものをプレイヤーがいかにうまく設定できるのか、というのが重要になってきます。
放置する直前にどのようなパーティーを構築するのか、にプレイヤーの技量が問われることとなるでしょう。
パーティー編成といえば、通常の人間関係でも同様で、
「なんとなくいつも会っている、触れ合っているメンバー」
の設定や構成を少し変えるだけで人生は変わるものです。
これも、ある意味放置ゲーの一種のようにとらえることができるかもしれません。
また、放置ゲーと親和性が高いと思われるのは、やはり、
インデックス投資
でしょう。
近年ではインデックス投資といえば、ドルコスト平均法などを用いる形で自動的に積み立て設定を行うことができるところが増えてきています。
最初にこのような設定を適切にしておいて、
あとはひたすら放置する
ということが重要になってきます。
始めたばかりの頃は、
「いくら儲かったかな?」
「もしかして損しちゃった?」
などとそわそわしてしまいがちですが、
そこを如何に乗り越えるかが重要になってきます。
若い頃に「最安値」でひたすら購入し続けていれば、数十年後にはある程度の成果が出ている可能性が高いです。
このように、インデックス投資のような
放置ゲー
のようなものの場合、
放置ゲーの要諦はシステム構築
と言えるのであって、
如何にうまい具合に成果を最大限上げるためのシステム構築ができるのか?
という問題意識が重要になってきます。
冒頭に述べた通り、
放置ゲーというのはプレイヤーが操作するために必要な「時間」という貴重な資源を最大限活用して成果を上げることが可能なものです。
ゲームの世界の中だけではなく、日常生活においても、このような、
放置ゲーのようなもの
というのは存在していることでしょう。
それを探し出して、ひたすらそのシステム構築を検討することもまた面白い試みと言えることでしょう。