多くの人は、
「できれば現状維持をしていきたい」
という気持ちとは裏腹に、
「面白くて、刺激のあることが起こってほしい」
という感情を持っていたりします。
後者については、
変化が起こること
を暗に望んでいるわけですが、
しかし、前者のように、現状維持を本当は望んでいる、という場合、
それは一見して矛盾しているようにも見えますが、
自分が主体的に変化を起こしたい
という気持ちの場合はさほど矛盾しているわけではないと考えています。
例えば、同じく、大変な仕事を請け負うことになったとしても、
「上司に業務命令されたから仕方がなくやった」
という場合と、
「自分から望んでその仕事をアサインされた」
という場合では、
同じように現状に変化が起こっているわけですが、
後者の人の方が明らかに仕事に対して楽しみを感じられるでしょう。
この例のように、
一言で、変化が起こると言っても、
自分が主体的に起こした変化
と
誰かが勝手に起こした変化に巻き込まれる
というのでは大きな違いがあります。
現状維持を望む気持ちというのは、誰かが勝手に起こした変化に巻き込まれてしまうのを嫌がり、
一方で、変化を臨む気持ちというのは、自分が予想した変化や自分が主体的に起こした変化に対して抱くことが多いのではないでしょうか。
そして、このように、
自ら変化を起こすからこそ人生は楽しくなる
と言えるのですから、
自分から主体的に変化を起こすという訓練
を日頃から積んでおくと、幸福感に直結しやすくなるのではないでしょうか。
そのような訓練を積んでおくと、
自分の人生をハンドリングする
という行動を行いやすくなり、
自ら変化を起こすからこそ人生は楽しくなる
ということを実感できるようになることでしょう。