世の中においては、
「○○ができる」
「××をする能力がある」
といった形で色々なタイプの能力が存在しますが、
その中でも、手に入れた方が良い能力は
感情をコントロールすることができる能力でしょう。
これは、いかなる社会情勢であっても、
人間が常に感情と向き合わざるを得ない生き物であるため、
どんな時代においても非常に重要な力となるでしょう。
アンガーマネジメントなどといった怒りの感情をコントロールするといった内容もありますが、
そのような激しい感情に対しては、多くの人はある程度対策できているでしょう。
それ以上に、長期間にわたって付き合わないといけないのは、
「停滞感」
や
「退屈さ」
から生まれるネガティブな感情かもしれません。
このような感情は、特に、
コツコツとした努力をしている人
が特に向き合わないといけないでしょう。
というのも、より難しく、難関なことに挑戦すればするほど、
挑戦の結果、美味しい思いをするまでにものすごく時間がかかるためです。
例えば、資産0円しかない人が、
「1億円を手に入れたい」
と思った時、
よほど、リスキーなやりかたを取らない限り、コツコツと資産形成をしなければいけないのですが、
そのあまりにも長い道のりや、途中に訪れる障害によって挫折をしてしまう可能性も高まります。
よくあるのは、
「なかなか資産形成が進まない」
と焦ってしまうことでしょう。
この退屈さや焦りから、
「レバレッジ型の金融商品に全力でつっこもう」
とか
「個別株で一気に10倍にしよう」
とか
「FXだ!」
と考えるも、短期ならばともかく長期ではなかなか上手くいかないことが多いようです。
「停滞感」
や
「退屈さ」
を乗り越えた先に良い未来が待っていたとしても、
それまでの長期間に耐えられないと感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、逆に言えば、これらを乗り越えられるということは一つの立派なノウハウや経験を持っているということが可能でしょう。
「停滞感」
や
「退屈さ」
を感じたら、このようなノウハウを得ている道中だと思うと、少しは気持ちが軽くなることでしょう。