あなたはゲームでよく遊ぶ方でしょうか?
20年以上前のゲームは、今のように、インターネットで情報交換ができない状態で遊ばざるを得ない環境だった記憶です。
そのため多くの人は、ゲームで遊ぶ際には、
取扱説明書
や
攻略本
といった物を頼りに、
少しずつ、そのゲームがどのようなルールで動いている物なのか自分自身で把握しながらプレイをせざるを得なかったのです。
「とはいえ、取扱説明書や攻略本があるから大丈夫だよ」
と当時も考えていた人もいるかもしれませんが、
実際には、
取扱説明書にはゲームを遂行する上で大事なルールが書かれていない
といったことや
攻略本に書いてある情報にミスがある、誤植がある
とか、
ゲーム内では「××という機能が使えます!」とされているのに実はバグによってその機能は使えなかった
といったことも頻繁に起きていたのですが、
ゲームのルールに関する情報が大して流れていなかった当時においては、そのようなことを知らないままにゲームをプレイせざるを得ない、といった状況もよくありました。
それゆえに、主観的には頑張っているのにもかかわらず、実はそのゲームにおいてずっと非効率なプレイをしていた
ということもよく起こっていたのです。
あとから
「実は、○○という仕様でした」
という情報が流れたことによって、
「自分のあのプレイの方法は非効率な方法だった、無駄な方法だった」
ということを思い知らされた人も多いことでしょう。
「そういうことならもっと早く教えてほしかった」
と思った人もいるかもしれません。
正確なゲームのルールを知る機会があまりにも限られていたがゆえに、まともな攻略ができなかったのですね。
そして、
このようなことは何も、ゲームの中の世界の話に限らず、現実世界でも良く起こっていることです。
現実世界において、
「実は誰も教えてくれないけれども、××というルールによって動いている」
というものがあり、
それを予め知っている人は、なんなく対策を打つことができる一方で、
「××というルールの存在なんてそもそも知らない」
という人はどんどん置いてけぼりになってしまうのです。
こうした
人生におけるルールを知っている人
と
人生におけるルールを知らない人
との間でどんどん格差が広がってしまうわけです。
このような格差の存在があるため、
「どのようなルールが存在するのか」
「そのようなルールの存在によって、自分はどのように行動するのが一番良い結果を得られるのか」
ということを考える必要があるため、
情報収集力
というのは非常に大事になってきます。
これは、そもそもゲームのルールを把握できなければ攻略のしようがないからです。
ルールを把握しているのか、していないのか、
ただそれだけのことですが、それだけでも差がついてしまいます。
ルールといえば、身近なことで言えば、法律という物も存在しますよね。
法律というのも、知っている人と知らない人とでは、
「何をやってはいけないのか」
ということや、
「むしろ、何をやったら得になるのか」
ということに関する情報量に大きな差が生まれてしまうものです。
多くの人は、法律などを一から学び直す時間などないでしょうから、ある程度は専門家の人に頼らざるを得ないことでしょう。
すなわち、
ルールを既に把握している人に頼る
という方法もあるのですね。
自分で調べるにせよ、他人に頼るにせよ、
そもそもゲームのルールを把握できなければ攻略のしようがない
という現実を忘れないようにすることが重要でしょう。