例えば、忙しい毎日を送っていると、
「私は頑張っている」
という気持ちにはなることが多いですが、
それによって、何か劇的に物事が動いているわけではない、ということにふとした瞬間に気付くことがあります。
例えば、仕事でブラック企業のような社風があるところに勤めていると、
「とにかく毎日が忙しい！」
となりやすく、
「私は頑張って仕事をしている」
という気持ちになりやすいのですが、
しかしながら、
よくよく見てみると、
まるで出てきたモグラをモグラたたきで叩いているだけで根本的な状況は大して変わっていない
ということに気付くことがあるのです。
むしろ、このように、単に忙しいよりも、
誰も思いつかなかったアイデア
や
多くの人が気づきにくいこと
に気付くという
たった一瞬の出来事
の方が価値がある場合があるのです。
このような出来事というのは、
単に忙しくて仕方がない
という状況の時にはなかなか降ってきません。
むしろ、
シャワーを浴びているとき、
ゆっくりとベッドで眠りについているようなとき
ふらふらとその辺を散歩しているとき
といった
余裕がある時
の方が思いつきやすいという傾向にあります。
そのため、
「忙しいほど人生が充実していると感じることができる、生きていると実感できる」
という感覚を持っている人以外は、
如何に余裕を普段の生活の中から創り出していくのか
という問題意識を常日頃から持っておくことが重要でしょう。
普段の忙しさに慣れてしまっている人ほど、
このような取り組みに価値を感じにくいかもしれませんが、
一度やってみると、霧が晴れたような気持ちになることでしょう。
良いアイデアは余裕がある時にこそ降ってくるのです。
