人は自分のことを理解してほしいと願う生き物です。
そして、自分の本音を話しても支障ない人物との交流を願うものです。
しかし、実際には仲が良い人がいたとしても、本当の意味であらゆる本音を吐露できるという関係の相手ではなかったりしませんか?
例えば、どうしても職場の愚痴を言いたかったとしても、
自分よりも忙しそうな友達にそのような愚痴を吐き出すのは憚られたり、
長年の親友がいる人であっても、
「この人に対してこの話題を振るのは不適切かもしれない」
などと考えて話題をセーブしている人もいるでしょう。
人によっては禁忌、地雷ともなる話題は存在するため、
それに関連した愚痴を言うわけにはいかない……そう感じる物です。
特に、年齢を重ねるにつれてお互いのライフスタイルや立場や価値観が相違してくることがあるので、
仲が良いといっても実際にはある程度話題を選んでいる、という人は多いのかもしれません。
そのように相手にうまく合わせることは関係を維持するという観点で時に重要だとは思われます。
しかし、そのような配慮が働いてしまうがゆえに、
ちょっとした愚痴
や
ちょっとしたモヤモヤ
を吐き出せる場所が全然ない……
という人もいるかもしれません。
人によっては、いわゆる「裏垢」と呼ばれる、匿名のSNSを使用して人知れず愚痴を吐いているかもしれませんね。
しかし、私が思うに、
ちょっとした愚痴
や
ちょっとしたモヤモヤ
であっても、あなたにとってはそれが重大な関心ごとであることには変わりありません。
ちょっとした愚痴
や
ちょっとしたモヤモヤ
に関連した、何か解決したい問題があることでしょう。
このような事柄を自分の中だけで悶々と溜めておくことは実際にはもったいない場合があるのです。
例えば、
「今の年収に不満があるけれど、周りの人も同じぐらいもらっているから一人だけ文句を言うわけにはいかない……」
とか
「年収について仲のいい友達に愚痴を吐きだしたいけれど、友達の方が年収が低いだろうから下手に話題に挙げて愚痴ばかり言うのもあまり良くないかもしれない……」
というモヤモヤを抱えている人がいるかもしれません。
これは一言で言えば、「年収に不満がある」という状態ですが、真面目な人はそのまま悶々と自分の中にためたまま誰にも相談できない状態が続くかもしれません。
そして、このままあなたが「年収に不満がある」という状態について誰にも気づかれないまま、何も状況が変わらないままに、時が進んでいく可能性があります。
ここでもし誰かに相談すれば、
「そういえば、今面白い副業の話がありますよ」
とか
「そういえば、今良さそうな転職先の求人の話がありますよ」
とか
「私は同じような状況で○○したら年収が上がりましたよ」
といった感じで何かしら話が発展するかもしれません。
しかし、本当に本音を誰にも話さないと誰にも本音を察してもらえることもないので、上記のようなあなたにとって有益なヒントを得られる機会もなくなってしまいます。
そのような機会損失がある一方で、
「でも、周りの人に自分の本音を話すこと自体がリスクがあるからやめておきたい」
という慎重な方もいるかもしれません。
そのような人の場合は、
自分の普段の生活圏内から離れた、利害関係のない第三者
かつ
あなたの本音に関する守秘義務を守れる人
に本音を相談することがおススメです。
このような人であれば、秘密を守ってもらいながら本音を吐露し、解決策のヒントを模索することが可能だと思われます。
守秘義務について信頼できる人物はやはり、一番は法律上の守秘義務を負う人になるでしょう。
具体的には、
公務員・裁判官・検察官・弁護士・公認会計士・弁理士・税理士・司法書士・土地家屋調査士・行政書士・社会保険労務士・海事代理士・医師・歯科医師・薬剤師・救急救命士・看護師・介護福祉士・中小企業診断士・宅地建物取引士・無線従事者・教師・銀行員・郵便局の職員など、その職務の特性上、秘密と個人情報の保持が必要とされる職業についている人です。
または、これらの守秘義務に準じた扱いをしている人になるでしょう。
特に、上記の職業についている人は、職業に就く前提として、法律上の守秘義務の内容についてしっかりと学んでいる場合が多いため、一番信頼できると思います(稀に「本当に学んだ???」と感じる人もいたりしますが……)。
あなたは話したいことがたくさんあるのに、本音を話せる相手が全然いないと悩んでいませんか?
それはもしかしたらほんの些細なことかもしれません。
しかし、ちゃんとした人に相談すれば、何かしら話が展開する内容かもしれません。
自分の普段の生活圏内から離れた、利害関係のない第三者
かつ
あなたの本音に関する守秘義務を守れる人
に相談してみることをおススメします。