近年はマネーフォワードなどを始めとして、家計簿アプリがかなり使いやすくなってきました。
これによって、クレジットカードや電子マネーなどと連携することによってその日の自分の購買行動を後から見直すこともやりやすくなってきています。
このように、
自分自身の行動を後から見直すことができるように、パーソナルデータを取得していくと、自分自身の行動を客観的にチェックしやすくなります。
これによって、日々の行動面を少しずつ改善するのに役立ちます。
さて、家計簿アプリなどを見ていると、
食費
の欄はやはり気になる人が多いと思います。目立ちますからね。
この欄は、
自炊をしているか、
あるいは、
全く自炊をせずにコンビニや外食に頻繁に行っているか
によってかなり見え方が変わってくると感じます。
自炊をメインで行っている人は例えば1週間に1回のみスーパーなどに買い物に行っている場合が多いでしょうから、そのような行動が垣間見えるデータが取得できているでしょう。
逆に、コンビニ通いによって食事を何とかしている人の場合には、
家計簿アプリにおいて、
「ローソン」
や
「セブンイレブン」
や
「ファミリーマート」
といった形での記載が多くなる傾向にあると思われます。
このような人の中で、時折、
実は、一日に4回以上コンビニに行く癖がある、ということが判明する人もいるでしょう。
理由はわかりませんが、家計簿アプリなどの記載を見ていると、そのようなことが把握できる場合があります。
多くの人は、1日に3回食事を取ることが多いため、
食事のためにコンビニで買い物をするという場合、
そのまま1日に3回ほどコンビニに行った軌跡が家計簿アプリに残っているはずです。
しかし、
1日に4回以上コンビニに寄って買い物をしている人の場合、
恐らく純粋な
朝食、昼食、夕食
の食事以外に
間食
が何回かなされている可能性があります。
この間食のたびにコンビニのお世話になっているために、コンビニで1日あたりで買い物する回数がどんどん増えていくわけですね。
もちろん、間食はおやつなどを食べている場合もあるでしょうし、
それ以外のものを食べたりしているかもしれません。
人によっては、ちょっと休憩する趣旨でコンビニに寄っているのかもしれないですね。
時折、4回どころか、一日に10回もコンビニに寄っている人もいらっしゃいます。
そのような人は純粋な食事よりもむしろ間食をメインでとるためにコンビニに寄っているのでしょう。
おそらく、何らかの理由で心の栄養を取るためにコンビニに寄っているかもしれません。
これは、純粋な食欲によって食事を取っているのではなく、
何となく満たされないといった心の隙間を埋めるために心の栄養を求めている、という状態です。
何か日常生活で満たされない物を抱えていて、ふと
「うーん、コンビニで何か食べるか」
となって心の栄養を補給しているのかもしれませんね。
もちろん、コンビニで間食を取ることは悪いことではないので、コンビニで美味しい商品を購入すること自体は別におかしいことはありません。
とはいえ、家計簿アプリをつけて、これを定期的に見ていると、
「私は何故ついつい1日4回以上コンビニに寄って買い物をしてしまうのだろう??」
ということが気になってくるでしょう。
そして、
「ついつい1日4回以上コンビニに寄って買い物をしてまで得たいものは一体何なのだろうか?」
ということが気になってくるでしょう。
このように考察を進めていくと、
「私が普段から買いたいものは一体何なのか??」
ということが段々把握できるようになってきます。
そして、この自問自答によって、自分自身の価値観も自ずと判明するようになるでしょう。
この問いを立てるためにも、家計簿アプリは非常に有用です。
「自分はいったいどのような人間なのか?」
「自分はいったいどのような性格なのか?」
という自分探しに興味がある人は多いでしょう。
それが気になる度に、
「性格診断」
などといったワードで検索をしている人もいるかもしれません。
しかし、自己申告の診断などをするよりも、こういった普段の生活における自分の行動から考察を始める方がよほど自分自身を知るのに有用です。
家計簿アプリは自分自身を知るためにも侮れないツールと言えるでしょう。